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「パズルゲーム」好き30〜40代女性調査「変化がなくても穏やかな生活を送りたい」

 先日、ファミ通が発表した『ファミ通モバイルゲーム白書 2019』によると、18年に国内で最もプレイされたモバイルゲームは「LINE:ディズニー ツムツム」。そのほか上位には、「パズル&ドラゴンズ」(4位)、「LINE:ポコポコ」(7位)が並び、人気モバイルゲームの上位をパズルゲームが占める結果となった。ところで、一体どんな人がパズルゲームを楽しんでいるのだろうか? リサーチしてみると、意外にも(!?)普段ゲームとは縁がなさそうな30〜40代女性の姿が浮かび上がってきた。

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◆アプリゲームユーザーの3割強が「パズルゲームのみ」を好む

 ゲームビジネスに特化したマーケティングリサーチ&コンサルティングファームの「ゲームエイジ総研」が10〜40代の男女、計2000人に行った調査によると、【日頃、アプリゲームをプレイしている】人は約6割(59.6%)。彼らに「好きなゲームジャンルの組み合わせ」(単一回答)について聞いたところ、35.7%と3割強が【パズルゲームのみ】が好きと回答。【PRG+パズルゲーム】(6.8%)、【アクションゲームのみ】(5.6%)、【RPG+アクションゲーム】(5.6%)、【音楽ゲームのみ】(3.3%)など、他の項目を抑え、パズルゲームのみが好きなアプリゲーマーが最も大きな割合を占め、また突出している。これは、昨年最もプレイされたモバイルゲームが「LINE:ディズニー ツムツム」だったという点からも、納得のいく結果ではないだろうか。

 では、そんなパズルゲームのみが好きなアプリゲーマーの正体とは? 男女別に見ると、大多数(86.0%)を占めたのは女性。一般的にゲーマーと聞くと男性のほうが多い印象だが、パズルゲームのみを楽しんでいるのは女性のほうが多いのだ。年代が高くなるほどに増え(10代女性:8.1%、20代女性:17.3%、30代女性:24.9%、40代女性:35.7%)、30代、40代女性を合計すると6割以上にものぼる。また、女性のうち、子どもを持つ既婚者は過半数を超え(64.9%)、職業としては「専業主婦」が最も多く35.1%を占めた。

 所有しているゲーム専用機(複数回答)についての問いでは、パズルゲームのみが好きなアプリゲーマーは専用機を殆ど所有しておらず、多いものでも【Nintendo 3DS】の5.4%、【Wii U】の4.9%(ゲーマー全体の【Nintendo 3DS】所有率は33.8%、【Wii U】所有率は14.9%)。ゲームに対する意識の問い(複数回答)では、【暇つぶしとしてやることが多い】との回答が51.4%と非常に高く、このことから、パズルゲームのみが好きなアプリゲーマーは主にスマホを利用し、能動的に熱心にというよりは、あくまでもちょっとした空き時間の娯楽の1つとして楽しんでいる人が多いようだ。

◆ドメスティックな環境で暮らし、トレンドへの関心は受動的

 パズルゲームのみが好きなアプリゲーマーの輪郭が浮かび上がってきたところで、さらに深くそのライフスタイルを見ていこう。「流行やトレンドをどんなものから感じるか?」(複数回答)を聞いてみると、【雑誌やテレビで良く取り上げられていること】が61.1%と高い一方で、【Webでその情報をよく目にする】(32.4%)や【有名な人のSNSで発信されている】(28.6%)ことに流行やトレンドを感じる人は3割ほどにとどまっており、雑誌やテレビといった、いわゆるマスメディアがトレンドを感じるメインの情報となっている様子。また、「日頃、影響を受けるもの」(複数回答)には、上位から【恋人・配偶者の言動】(56.2%)、【同性友人の言動】(41.6%)、【子どもの言動】(37.3%)との回答が並ぶ。

「日頃、時間やお金を使っているもの」(複数回答)で特に多かった回答は、【家族との交流】(39.5%)や【ストレス解消】(36.2%)、【友人、仲間との交流】(27.0%)。その一方で、【一時の現実逃避】(7.9%)や【知識・教養を高める】(5.4%)、【達成感】(4.9%)など、“自分1人のため”に時間やお金を使うことは、日本人全体平均と比較しても少ない。

 また、「日頃の考えや行動」(複数回答)について聞いてみると、【変化が無くても穏やかな生活を送りたい】が83.8%と最も高い数値に。また、【周囲と協力することはとても意味のあること】(79.5%)、【つい人の目を気にしてしまう】(76.2%)、【周囲の状況に合わせて、何事もほどほどにやる】(74.6%)などの項目も7割を超える回答で、この数字は日本人全体平均と比較しても1割ほど高い傾向にある。

◆ライトなゲーム体験が、新たなマーケット創出の足がかりに

 これらの結果を踏まえると、パズルゲームのみが好きなアプリゲーマーは、主に家族や友人という内々のコミュニティの中で暮らしている人。トレンドへの関心は受動的で、あまり自分自身の娯楽のためには時間やお金を使うことも少ない。そういった生活環境のなかで、多くの選択肢から“暇つぶし”の一貫としてパズルゲームをプレイしている実態が透けて見えてくる。

 彼らの人物像や特徴から鑑みると、「パズルゲーム」というジャンルは、ゲームとこれまであまりそれに興味関心がなかった人たちとの“ハブ”となる、重要な役割を担っているとも考えられる。このライトなゲーム体験が、その他ゲームジャンルやeスポーツ等への興味喚起となり、また従来にはなかった新たなマーケット創出への足がかりとなる可能性も十分にありそうだ。



関連写真

  • 「パズルゲーム好き」には30〜40代女性が多いようだ
  • アプリゲーマーが好きなゲームジャンルは?(単一回答)
  • 「パズルゲームのみ」が好きと回答した、アプリゲーマーの性年代構成
  • ゲームに対する意識の比較(「パズルゲームのみ」が好きゲーマー/ゲーマー全体)
  • 利用しているゲーム機器は?(「パズルゲームのみ」が好きゲーマー/ゲーマー全体)
  • 日頃の考えや行動比較(「パズルゲームのみ」が好きゲーマー/日本人全体平均)
  • 日頃、時間やお金を使っているものは?(「パズルゲームのみ」が好きゲーマー/日本人全体平均)

提供元:CONFIDENCE

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