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沢尻エリカ、『白い巨塔』岡田准一の愛人役 印象は「思っていたよりチャーミング」

 女優の沢尻エリカが、テレビ朝日の開局60周年を記念し、5夜連続で放送予定のスペシャルドラマ『白い巨塔』に、主演の岡田准一演じる主人公・財前五郎の愛人・花森ケイ子役で出演することが発表された。

テレビ朝日『白い巨塔』主演の岡田准一演じる財前の愛人・ケイ子役は沢尻エリカ(C)テレビ朝日

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 原作は、1965、69年に新潮社より刊行された、作家・山崎豊子氏の同名長編小説。大阪の大学病院を舞台にした同作は、医療ドラマの枠を超えて人間の本性に迫り、山崎豊子作品の中でも“最高傑作”と言われている。

 財前の愛人でバー「ラディゲ」でホステスをしているケイ子。自立したひとりの女性として、大きな包容力をもって財前を支える彼女は、財前が心を許せる唯一の存在。医者を志していたケイ子は関西女子医大に入学するものの、医学界の封建制と矛盾だらけの人間関係に辟易(へきえき)とし、大学を中退。その豊富な知識と美貌、そしてホステスとして得た幅広いネットワークを駆使し、教授選を戦う財前を陰ながらバックアップしていく。

 正妻でもなく、同僚でもない、まして患者と医師という関係でもないケイ子は、財前のことを唯一“五郎ちゃん”と呼ぶ人物。呼称ひとつにも“愛人”という立場における強い信念がうかがわせる。そんなケイ子という役について沢尻は「世の中的には批判される立場にあるかもしれないですが…」と前置きをした上で、「ある意味、自分に正直に生きている人」と分析。

 役の設定上、岡田との共演シーンが圧倒的に多いようで、「撮影現場はすごく良い雰囲気です。今回共演してみて、思っていたよりもとてもチャーミングで面白い方なんだなと再発見しました。シリアスな方なのかな、という印象があったんですけど、ギャグを話されることもあり、『そういうことも言われるんだ!』という驚きも多いです(笑)」と印象を話していた。

 さらに『白い巨塔』という作品は「大人たちの黒い部分が渦巻く世界観がすごく印象的」と話し、「作品のいちファンとしても、この作品が今回どんな新たな形になって放送されるのか楽しみです」と、期待を寄せている。

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  • テレビ朝日『白い巨塔』主演の岡田准一演じる財前の愛人・ケイ子役は沢尻エリカ(C)テレビ朝日
  • テレビ朝日『白い巨塔』財前の愛人でバー「ラディゲ」でホステスをしている花森ケイ子役に沢尻エリカ(C)テレビ朝日

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