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『未来のミライ』アニー賞の長編インディペンデント作品賞受賞 細田監督は喜び「気持ちが通じあえた」

 米ロサンゼルスで現地時間2日、アニメ界のアカデミー賞と呼ばれる『第46回アニー賞』の授賞式が行われ、細田守監督の映画『未来のミライ』が、長編インディペンデント作品賞を受賞。細田監督は「世界中の人と手をつなぐことができた、気持ちが通じあえたことに、驚きと感謝の気持ちでいっぱい」と喜びを話した。

細田守監督の『未来のミライ』が第46回アニー賞の長編インディペンデント作品賞を受賞(C)2018 スタジオ地図

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 同賞は、1972年から始まり、国際アニメーション映画協会が主催。長編インディペンデント作品賞は15年度に創設され、米国で広く公開されていない、長編アニメーション作品が対象になる。過去には03年に、宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』が作品賞を受賞している。

 『未来のミライ』は、甘えん坊の男の子“くんちゃん”と未来からやってきた妹“ミライちゃん”が織りなすちょっと変わった「きょうだい」の物語。家一軒と庭一つ、どこにでもあるたった一つの家族を通して、生命の大きな循環、人の生の織りなす巨大なループを描き出した。

 細田監督は「名前を呼ばれたときは驚きましたが、本当に嬉しかったです」と喜び「私の子どもをモデルにしたプライベート作品ですが、小さな作品が世界を網羅する大きな賞をいただきました。日本の普通の家族の話が、いろんな国の人たちに届き、観ていただけたことが光栄。どうもありがとう」と映画に関わったすべての人たちに感謝を話した。

 また、インディペンデント作品賞には、日仏共同製作の『ムタフカズ』もノミネートされていた。『未来のミライ』は『第91界アカデミー賞』の長編アニメーション賞にもノミネートされている。発表は日本時間2月25日に行われる。

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  • 細田守監督の『未来のミライ』が第46回アニー賞の長編インディペンデント作品賞を受賞(C)2018 スタジオ地図
  • 映画『未来のミライ』場面カット(C)2018 スタジオ地図
  • アニー賞の長編インディペンデント作品賞を受賞に喜びを語った細田守監督(C)2018 スタジオ地図

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