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加藤雅也、変な英語も自ら提案 30年ぶり朝ドラにかける並々ならぬ思い

 NHKで放送中の連続テレビ小説『まんぷく』(月〜土 前8:00 総合ほか)に、ヒロイン・福子(安藤サクラ)が働く喫茶店「パーラー白薔薇」の店主・川上アキラ役で出演中の加藤雅也

連続テレビ小説『まんぷく』喫茶店「パーラー白薔薇」の店主・川上アキラ役で出演する加藤雅也(C)NHK

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 若い頃は俳優を目指していたが、関西弁へのこだわりが強すぎて、オーディションに受からず、地元の池田に戻って、喫茶店を始めた。妻・しのぶ(牧瀬里穂)とともに、福子の悩みを聞いては慰め、背中を押す人情派のマスターを演じている。

 連続テレビ小説は、1989年(平成元年)後期『青春家族』に出演して以来、30年ぶり。「ちょうど2018年がデビュー30周年という区切りの年でもあるので、不思議な縁を感じています」と、加藤。1994年に渡米し、ハリウッドデビューも果たした加藤だが、川上アキラのような役もやってみたかったという。

 「演出とプロデューサーにお話して、台本に書いてあるものから、さらに関西の濃さや笑いのトーンを多く詰め込んだ、よりバージョンアップしたキャラクターになっています。せりふの『ユーアーコーヒー、OK!』とか変な英語のオーダーも、実は最初はありませんでした(笑)」と明かす。

 その意気込みは、「物語のジョーカーというか、狂言回しのような役割を狙っています」とも。「アキラだ笑っているだけじゃなくて、萬平さん(長谷川博己)と同じように物事を深く考えることができる人間だと思います。新しいものを頭ごなしに否定しないし、既成概念で物事を考えない。アキラが意図せずに言った言葉も、それが萬平さんと福ちゃんにポンと響く。奇想天外な発想や角度から物事をみる人。パーラー白薔薇でのアキラとしのぶの丁々発止のやり取りにちょっとクスっと笑っていただきたいです」と話している。

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