作品選びに定評がある関西テレビ放送(以下、カンテレ)制作のドラマ。この1月期は、直木賞作家・黒川博行の小説『後妻業』を木村佳乃主演で連続ドラマ化した。質の高いドラマを表彰する「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」では、毎クールのように同局作品が候補に挙がっている。カンテレは昨年11月で開局60周年。ローカル局では唯一のゴールデン・プライム帯で全国ネットの連続ドラマ枠を死守しながら、テレビ局の生き残りをかけた“ほんまもん”のドラマ作りに奔走している。◆カンテレのドラマ制作力、飛躍の原点は『GTO』『僕の生きる道』