子役時代から様々な作品に出演して、ナチュラルかつ胸を打つ演技が評価され続けている桜田ひより(16)。昨年高校生になって女優業がいっそう充実し、今年に入ってからも出演作が次々と発表される一方、モデルデビューやCM出演など活動の幅を広げている。2月3日放送の日本テレビ系人気バラエティー『行列のできる法律相談所』への出演も話題を呼んだ。
■久々のバラエティーに緊張しまくり「結構難しかった」
――『行列のできる法律相談所』は自分でも見ていたんですか?
桜田 はい。バラエティーはいろいろ見ますけど、中でも大好きな番組です。
――自分が出たい気持ちもありました?
桜田 もちろん! でも、バラエティーに出るのは1〜2年ぶりで、本当に緊張してしまいました。
――ドラマの現場とは違う緊張感でした?
桜田 お芝居のときと違ってカメラが何台もあって、赤いランプがついたカメラに抜かれているということで、そっちを見ないといけなし、かつ、話している方にも目線を振らないといけないから、結構難しかったです。
――トークで笑いは取れましたか?
桜田 緊張していたので、わかりません(笑)。でも、一発芸を教えていただいたり、自分自身はすごく楽しかったです。
――高校生になった去年から、女優業以外にも仕事の幅が広がってますよね。『ミスセブンティーン2018』から『セブンティーン』の専属モデルになったり。
桜田 セブンティーンモデルになってから、洋服選びのテイストが全然変わってきました。前はシンプルな黒や白ばかりだったのが、ブラウン、青、薄ピンク……とか色味が増えて、いろいろな方に「オシャレになったね」と言ってもらえるのでうれしいです。
――服を買うときは迷わないタイプですか?
桜田 ひと目惚れして買うことが多いですけど、色や形の微妙な違いで「どうしよう?」ってなります。同じお店で2時間悩んだこともありました(笑)。
――演技の仕事の中でも、5月公開のアニメ映画『薄暮』では、声優に初挑戦で主演しました。
桜田 もともとアニメは好きで、声優のお仕事には興味ありました。映像の演技と違って声だけで感情を込めないといけないのは難しかったです。監督やスタッフさんに細かいところまで指導していただきました。
――映像の演技と違うことは多かったですか?
桜田 まず台本を音を立てずにめくるのに苦戦して、家で練習しました。あと、いつもは声の高低差で感情の入り方や気持ちの暗さ、明るさを表現できますけど、声だけの演技では高低差がありすぎると、まったく違うキャラクターに見えてしまうのが、すごく難しかったです。
――普段話すときとは違う声で、小山佐智という役を演じたんですか?
桜田 監督と話し合って、自分の声より少し高めが一番佐智らしくて「しっくりくる」となりました。どうしても感情が入ると低くなったり、息の吹き込み方にもコツがあって大変でしたけど、楽しかったです。
――役について掘り下げるのは、映像の演技と同じ?
桜田 同じです。佐智ちゃんはどこにでもいる普通の女の子ですけど、相手を傷つけないように思いやる気持ちが強いのが良いなと思いました。あと、自分の好きなことに熱中していると感じました。
――ひよりさんは今は何に熱中しているんですか?
桜田 お芝居に熱中しています(笑)。
――ですよね(笑)。小学生の頃から活躍していますが、昨年は初主演映画や初のラブコメ映画が公開されて、『祈りの幕が下りる時』では舞台あいさつで阿部寛さんや松嶋菜々子さんに演技を絶賛されました。女優として自信が付いてきているのでは?
桜田 いろいろな役に挑戦させていただいて、初めての経験がたくさんあって、成長できたとは思います。人を死なせてしまった女の子の心の闇だったり、大人には伝わらないかもしれない思春期の悩みだったり、自分の中で学んだことがたくさんありました。特に『祈りの幕が下りる時』では本当に今までやったことのない役で、その分、周りの皆さんが支えてくださって、感謝の気持ちが強まりました。
――『祈りの幕が下りる時』では松嶋さんが演じた演出家の幼少期の役。父親と生き別れるシーンの悲痛な演技が胸を震わせて、阿部さんには「名シーン。すごく感動した」、松嶋さんには「引き込まれました。感受性がすごい」と言われました。ああいう演技には、どう入っていくんですか?
桜田 あそこは大泣きしてエネルギーを使いましたけど、お芝居としては楽しめて、あまり難しいという感覚はなかったです。悲しいシーンでも現場では皆さんが和気あいあいとしていて、居心地の良い環境で演じさせていただきました。いつも一生懸命取り組みながらも、変に力みすぎないで、リラックスしてやるようにしています。
――だからこそ、自然な演技になるのかもしれませんね。今年の年末には『男はつらいよ』の50周年プロジェクトで公開される『男はつらいよ50 おかえり、寅さん』に、寅さんの甥の満男(吉岡秀隆)の娘のユリ役で出演します。
桜田 オーディションに受かって、おばあちゃんに電話したら、すごく喜んでくれました。私は『男はつらいよ』は知ってましたけど、決まってから改めて見て、会話がスーッと耳に入ってくるようなテンポ感が印象に残りました。
――日本中におなじみの面々の中に、新キャストとして加入したわけですよね。
桜田 私はすごく緊張しやすいタイプなんですけど、リハーサルのときに山田洋次監督から「キミはみんなに何で呼ばれているんだい?」とか話しかけてくださったので、ほぐれました。ベテランの方々ばかりで、安心できた部分もあります。
――子どもの頃からこの仕事をやってきても、まだ緊張はするもの?
桜田 毎回緊張します。初日の前はドキドキして眠れなくなるタイプです(笑)。
――これから目指していきたい女優像はありますか?
桜田 「あの子は本当にいろいろやっているよね」と言われるような、どんな役にも染まれる女優になりたいです。でも、あまり大きな目標は立てず、近いところから一歩ずつ……というのはあります。
――主役級をどんどんやりたい、とかは?
桜田 主役のオーディションがあれば、もちろん頑張りたいと思いますし、主演の方を脇で支える役もやりたいので、本当にいろいろ挑戦していけたらと思います。
――プライベートでは、去年JKになってから変わったことはありますか?
桜田 私、JKだったんですね(笑)。中学3年の頃からあまり変わってなくて、「そうか。JKか……」って、今思いました。みんなが行くようなお店とかも、全然わかりません。とりあえず、趣味や特技を見つけたいです。
――今はないんでしたっけ?
桜田 たとえばダンスがズバ抜けてできるとか、そういうものがないので、プロフィールに書けるようなことを探している最中です。
――本業の演技はズバ抜けてますけど(笑)。
桜田 演技はずっと身近にあるもので、「もし自分が演技をしなかったら……」とか考えたこともないし、想像もつきません。だから、これからもずっと続けていきます。
取材・文/斉藤貴志
■久々のバラエティーに緊張しまくり「結構難しかった」
――『行列のできる法律相談所』は自分でも見ていたんですか?
桜田 はい。バラエティーはいろいろ見ますけど、中でも大好きな番組です。
桜田 もちろん! でも、バラエティーに出るのは1〜2年ぶりで、本当に緊張してしまいました。
――ドラマの現場とは違う緊張感でした?
桜田 お芝居のときと違ってカメラが何台もあって、赤いランプがついたカメラに抜かれているということで、そっちを見ないといけなし、かつ、話している方にも目線を振らないといけないから、結構難しかったです。
――トークで笑いは取れましたか?
桜田 緊張していたので、わかりません(笑)。でも、一発芸を教えていただいたり、自分自身はすごく楽しかったです。
――高校生になった去年から、女優業以外にも仕事の幅が広がってますよね。『ミスセブンティーン2018』から『セブンティーン』の専属モデルになったり。
桜田 セブンティーンモデルになってから、洋服選びのテイストが全然変わってきました。前はシンプルな黒や白ばかりだったのが、ブラウン、青、薄ピンク……とか色味が増えて、いろいろな方に「オシャレになったね」と言ってもらえるのでうれしいです。
――服を買うときは迷わないタイプですか?
桜田 ひと目惚れして買うことが多いですけど、色や形の微妙な違いで「どうしよう?」ってなります。同じお店で2時間悩んだこともありました(笑)。
――演技の仕事の中でも、5月公開のアニメ映画『薄暮』では、声優に初挑戦で主演しました。
桜田 もともとアニメは好きで、声優のお仕事には興味ありました。映像の演技と違って声だけで感情を込めないといけないのは難しかったです。監督やスタッフさんに細かいところまで指導していただきました。
――映像の演技と違うことは多かったですか?
桜田 まず台本を音を立てずにめくるのに苦戦して、家で練習しました。あと、いつもは声の高低差で感情の入り方や気持ちの暗さ、明るさを表現できますけど、声だけの演技では高低差がありすぎると、まったく違うキャラクターに見えてしまうのが、すごく難しかったです。
――普段話すときとは違う声で、小山佐智という役を演じたんですか?
桜田 監督と話し合って、自分の声より少し高めが一番佐智らしくて「しっくりくる」となりました。どうしても感情が入ると低くなったり、息の吹き込み方にもコツがあって大変でしたけど、楽しかったです。
――役について掘り下げるのは、映像の演技と同じ?
桜田 同じです。佐智ちゃんはどこにでもいる普通の女の子ですけど、相手を傷つけないように思いやる気持ちが強いのが良いなと思いました。あと、自分の好きなことに熱中していると感じました。
――ひよりさんは今は何に熱中しているんですか?
桜田 お芝居に熱中しています(笑)。
――ですよね(笑)。小学生の頃から活躍していますが、昨年は初主演映画や初のラブコメ映画が公開されて、『祈りの幕が下りる時』では舞台あいさつで阿部寛さんや松嶋菜々子さんに演技を絶賛されました。女優として自信が付いてきているのでは?
桜田 いろいろな役に挑戦させていただいて、初めての経験がたくさんあって、成長できたとは思います。人を死なせてしまった女の子の心の闇だったり、大人には伝わらないかもしれない思春期の悩みだったり、自分の中で学んだことがたくさんありました。特に『祈りの幕が下りる時』では本当に今までやったことのない役で、その分、周りの皆さんが支えてくださって、感謝の気持ちが強まりました。
――『祈りの幕が下りる時』では松嶋さんが演じた演出家の幼少期の役。父親と生き別れるシーンの悲痛な演技が胸を震わせて、阿部さんには「名シーン。すごく感動した」、松嶋さんには「引き込まれました。感受性がすごい」と言われました。ああいう演技には、どう入っていくんですか?
桜田 あそこは大泣きしてエネルギーを使いましたけど、お芝居としては楽しめて、あまり難しいという感覚はなかったです。悲しいシーンでも現場では皆さんが和気あいあいとしていて、居心地の良い環境で演じさせていただきました。いつも一生懸命取り組みながらも、変に力みすぎないで、リラックスしてやるようにしています。
――だからこそ、自然な演技になるのかもしれませんね。今年の年末には『男はつらいよ』の50周年プロジェクトで公開される『男はつらいよ50 おかえり、寅さん』に、寅さんの甥の満男(吉岡秀隆)の娘のユリ役で出演します。
桜田 オーディションに受かって、おばあちゃんに電話したら、すごく喜んでくれました。私は『男はつらいよ』は知ってましたけど、決まってから改めて見て、会話がスーッと耳に入ってくるようなテンポ感が印象に残りました。
――日本中におなじみの面々の中に、新キャストとして加入したわけですよね。
桜田 私はすごく緊張しやすいタイプなんですけど、リハーサルのときに山田洋次監督から「キミはみんなに何で呼ばれているんだい?」とか話しかけてくださったので、ほぐれました。ベテランの方々ばかりで、安心できた部分もあります。
――子どもの頃からこの仕事をやってきても、まだ緊張はするもの?
桜田 毎回緊張します。初日の前はドキドキして眠れなくなるタイプです(笑)。
――これから目指していきたい女優像はありますか?
桜田 「あの子は本当にいろいろやっているよね」と言われるような、どんな役にも染まれる女優になりたいです。でも、あまり大きな目標は立てず、近いところから一歩ずつ……というのはあります。
――主役級をどんどんやりたい、とかは?
桜田 主役のオーディションがあれば、もちろん頑張りたいと思いますし、主演の方を脇で支える役もやりたいので、本当にいろいろ挑戦していけたらと思います。
――プライベートでは、去年JKになってから変わったことはありますか?
桜田 私、JKだったんですね(笑)。中学3年の頃からあまり変わってなくて、「そうか。JKか……」って、今思いました。みんなが行くようなお店とかも、全然わかりません。とりあえず、趣味や特技を見つけたいです。
――今はないんでしたっけ?
桜田 たとえばダンスがズバ抜けてできるとか、そういうものがないので、プロフィールに書けるようなことを探している最中です。
――本業の演技はズバ抜けてますけど(笑)。
桜田 演技はずっと身近にあるもので、「もし自分が演技をしなかったら……」とか考えたこともないし、想像もつきません。だから、これからもずっと続けていきます。
取材・文/斉藤貴志
2019/02/03