2017年2月より順次劇場上映されてきたアニメーションシリーズ『宇宙戦艦ヤマト2202　愛の戦士たち』のアフレコがこのほどオールアップ。全七章のアフレコを終えた、古代進役の小野大輔、森雪役の桑島法子、島大介役の鈴村健一、クラウス・キーマン役の神谷浩史がコメントを寄せた。およそ2年にもわたる、長い航海を共にしたキャスト・スタッフの集合写真も公開された。

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　小野は「ヤマトの旅は大いなる和を迎えます。スタッフ、キャスト、ヤマトに関わるすべてのクルーと共にここに辿り着けたことを誇りに思います」。

　桑島は「ついに、この時が。2年以上かかって、終わりの見えない航海（アフレコ）を続けてきましたが、最終回と言われると、全然心の準備も出来てないし、終わって欲しくない寂しい気持ちが押し寄せてきました。そしてまだ実感もない、ふわふわした気持ちです。第七章を観たら、実感するのでしょう。ここまで共に（映画館で、配信で）旅をしてきた皆さん、想像を超えた結末を、ぜひ見届けてください。雪のせりふに愛を込めました！」。

　鈴村は「長かった旅がついに終わりを迎えた今、まるで本当に宇宙戦艦に乗っているかのような日々は振り返るとさまざまな事があったことを実感させられます。心強い先輩、がむしゃらな後輩、愉快な同僚、愛情をたっぷり注いでくれたスタッフの皆さん、そしてなにより、ずっと応援してくださった皆様はこのヤマトのクルーの一員でした。仲間たちと心を通わせた日々は心地よかったです。ひとまず終わりを迎えた旅ですが、いつかまた再び出会えることを楽しみにしています」。

　神谷は「ヤマトの長い旅が終わりました。その期間、実に約2年。通常のアニメ作品よりも、ぜいたくに時間を使い作品に向き合うことができました。その間にあったさまざまな出会いと別れを、僕はこの作品と共に一生忘れないと思います」。

　同作は、劇場用映画『さらば宇宙戦艦ヤマト　愛の戦士たち』をモチーフに、その壮絶なる物語を、新たな解釈と装いで現代に甦らせた完全新作シリーズ。監督は『宇宙戦艦ヤマト　復活篇　ディレクターズカット』でアニメーションディレクターを担当した羽原信義氏、シリーズ構成は『機動戦士ガンダムUC（ユニコーン）』の福井晴敏氏を起用。音楽はヤマトの遺伝子を受け継ぐ、宮川彬良が担当した。

　最終章となる第七章「新星篇」は、3月1日より、東京・新宿ピカデリーほか、全国35館にて期間限定劇場上映。第七章を収録するBlu-ray＆DVD第7巻の新規描き下ろしジャケットビジュアルも公開された。キャラクターデザイン・結城信輝氏によるもので、光り輝くテレサに向かっていくヤマト、そして抱き合う古代と雪が描かれており、本作がどのような結末を迎えるのか、期待感が高まるデザインとなっている。

　1月11日に新宿ピカデリーで行われた、第一章「嚆矢篇」〜第三章「純愛篇」のオールナイト上映に続き、同劇場で2月８日に第四章「天命篇」〜第六章「回生篇」のオールナイト上映が決定。今回はWEB配信番組『愛の宣伝会議 第七章』の公開収録イベント付きで、当日はオールナイト上映の前に桐生美影役の中村繪里子、羽原監督、シリーズ構成の福井氏が登壇する。さらに、第六章までのダイジェスト＆第七章「新星篇」冒頭１０分もこの場で初公開される。

　3月24日には、東京ビッグサイトで開催される総合アニメーションイベント『AnimeJapan 2019』で、小野大輔、鈴村健一、神谷浩史が登壇するステージイベント『愛の「宇宙戦艦ヤマト2202」アワード』の開催も決定している。

■写真
【前列左から】岡秀樹（脚本）、福井晴敏（シリーズ構成）、甲斐田裕子、鈴村健一、桑島法子、小野大輔、神谷浩史、菅生隆之、手塚秀彰、羽原信義（監督）
【2列目左から】赤羽根健治、東地宏樹、中村繪里子、林原めぐみ、麦人、田中理恵、内田彩、大塚芳忠、高垣彩陽
【3列目左から】小宮有紗、小島敏彦、土田大、千葉優輝、内山昂輝、高城元気、國分和人、てらそままさき、黒沢ともよ、吉開清人