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第160回「芥川賞」古市憲寿氏は逃す 上田岳弘氏と町屋良平氏がW受賞

 日本文学振興会は16日、『第160回芥川龍之介賞・直木三十五賞』の選考会を東京・築地「新喜楽」で開き、芥川龍之介賞に3回目のノミネートとなった上田岳弘氏(39)の『ニムロッド』と、2回目のノミネートとなった町屋良平氏(36)の『1R1分34秒』の2作品が決定。初めて芥川賞にノミネートされた社会学者の古市憲寿氏(34)の『平成くん、さようなら』は惜しくも逃し、古市氏は発表直後に自身のツイッターで「がーーーーーん」とつぶやいた。

『平成くん、さようなら』で初めて芥川賞にノミネートされていた古市憲寿

『平成くん、さようなら』で初めて芥川賞にノミネートされていた古市憲寿

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 両賞は1935(昭和10)年に制定。芥川賞は新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品、直木賞は新聞・雑誌(同)・単行本として発表された短編および長編の大衆文芸作品の中から優れた作品に贈られる。前者は主に無名・新進作家、後者は無名・新進・中堅作家が対象となる。受賞者には正賞として時計、副賞として賞金100万円が与えられる。

 前期・第159回の芥川賞は高橋弘希氏の『送り火』、直木賞は島本理生氏の『ファーストラヴ』が選出された。

■第160回芥川龍之介賞 候補作(掲載誌)※作者五十音順・敬称略
上田岳弘『ニムロッド』(群像十二月号)
鴻池留衣氏『ジャップ・ン・ロール・ヒーロー』(新潮九月号)
砂川文次『戦場のレビヤタン』(文學界十二月号)
高山羽根子『居た場所』(文藝冬季号)
古市憲寿『平成くん、さようなら』(文學界九月号)
町屋良平『1R1分34秒』(新潮十一月号)

■第160回直木三十五賞 候補作(出版社)
今村翔吾『童の神』(角川春樹事務所)
垣根涼介『信長の原理』、(KADOKAWA)
真藤順丈『宝島』(講談社)
深緑野分『ベルリンは晴れているか』(筑摩書房)
森見登美彦『熱帯』(文藝春秋)
(作者五十音順・敬称略)

■選考委員
【芥川賞】小川洋子奥泉光川上弘美島田雅彦高樹のぶ子、堀江敏幸、宮本輝山田詠美吉田修一
【直木賞】浅田次郎伊集院静北方謙三桐野夏生高村薫林真理子東野圭吾、宮城谷昌光、宮部みゆき
※五十音順・敬称略

関連写真

  • 『平成くん、さようなら』で初めて芥川賞にノミネートされていた古市憲寿
  • 第160回芥川賞を受賞した(左から)上田岳弘『ニムロッド』、町屋良平『1R1分34秒』(C)小原太平
  • 第160回直木三十五賞にノミネートされた真藤順丈
  • 第160回芥川龍之介賞にノミネートされた上田岳弘
  • 第160回芥川龍之介賞にノミネートされた鴻池留衣
  • 第160回芥川龍之介賞にノミネートされた高山羽根子(C)Kikuko Usuyama
  • 第160回芥川龍之介賞にノミネートされた町屋良平(C)小原太平
  • 第160回直木三十五賞にノミネートされた今村翔吾(C)三原久明
  • 第160回直木三十五賞にノミネートされた垣根涼介(C)首藤幹夫
  • 第160回直木三十五賞のノミネートされた森見登美彦
  • 第160回直木三十五賞にノミネートされた深緑野分(C)土佐麻理子

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