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志尊淳、『女子的生活』で文化庁芸術祭・放送個人賞受賞 大賞は『透明なゆりかご』

 俳優の志尊淳が、NHK総合のドラマ10『女子的生活』(1月5日〜1月26日放送)で、「体は男性、見た目は女性、でも好きになるのは女性」という“複雑な”トランスジェンダーのヒロイン、みきの演技で、『2018年度(第73回)文化庁芸術祭』の放送個人賞を受賞した。NHKの番組から放送個人賞の受賞者が出るのは2007年度以来となる。

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 『女子的生活』は、志尊演じるみきが、日常に潜む偏見や理不尽さを、毒舌たっぷりに、次々と吹き飛ばしていく、痛快ガールズストーリー。マイノリティーな題材を扱いながら、「好きなものを好きという」「なりたい自分になる」「今を大切に生きる」という、人として当たり前の願いの尊さを描いた。

 そんなドラマと、見た目は女性の主人公に、見た目も美しくなりきった志尊に対して「LGBTという性的マイノリティーからテレビメディアというマジョリティーへの発信である。女性として現代社会を闊歩する男子は、それだけで旧来のテレビドラマを覆す。ヌーベルバーグ、ニューシネマと、いつの時代でも新しいドラマにはそれを体現する新しい俳優が生まれる。志尊淳はまさにその役割を見事にこなしたといえるだろう」と、称賛した。

 テレビ・ドラマ部門の大賞は、女優の清原果耶が主演したNHK総合のドラマ10『透明なゆりかご』(7月20日〜9月21日放送)。NHKの番組(ドラマまたはドキュメンタリー)が大賞を受賞するのは11年連続となる。

 『透明なゆりかご』は、町の小さな産婦人科医院を舞台に、ひとりの感性豊かな少女の目線で、“命とは何か”を問い、見つめてゆく、沖田×華氏の漫画作品を、安達奈緒子氏の脚本でドラマ化。清原、瀬戸康史酒井若菜水川あさみ原田美枝子などが出演した。

 幸せな出産ばかりでなく、中絶や母体死亡など産婦人科の“影”の部分にも向き合いながら、時に明るく、時に切なく、主人公たちの命への“祈り”にも似た想いをつむぎ、「多くの医療ドラマに登場する、したり顔で命の尊さを語るような旧世代を排し、若い世代の院長、婦長、看護師らが手探りで本当のヒューマニズムに迫っていく姿を誠実に描き、これまでにない新しさを感じた」と評価された。

 テレビ・ドラマ部門優秀賞には、名古屋テレビ放送の『メ〜テレ開局55周年記念ドラマ 乱反射』(2018年9月22日放送、出演:妻夫木聡井上真央など)、読売テレビ放送の『天才を育てた女房〜世界が認めた数学者と妻の愛〜』(2018年2月23日放送、出演:天海祐希佐々木蔵之介など)が選ばれた。



関連写真

  • 『2018年度(第73回)文化庁芸術祭』放送個人賞を受賞した志尊淳(ドラマ10『女子的生活』の演技に対して)(C)NHK
  • 『2018年度(第73回)文化庁芸術祭』テレビ・ドラマ部門大賞に選ばれた『透明なゆりかご』(C)NHK
  • 『2018年度(第73回)文化庁芸術祭』テレビ・ドラマ部門優秀賞に選ばれた『メ〜テレ開局55周年記念ドラマ 乱反射』(C)名古屋テレビ放送
  • 『2018年度(第73回)文化庁芸術祭』テレビ・ドラマ部門優秀賞に選ばれた『天才を育てた女房〜世界が認めた数学者と妻の愛〜』(C)読売テレビ放送

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