俳優の濱田岳が主演するテレビ東京系新春ドラマスペシャル『釣りバカ日誌 新米社員 浜崎伝助　瀬戸内海で大漁！結婚式大パニック編』（2019年1月4日　後9：00）の記者会見が20日、都内の結婚式場で行われた。白タキシードの“新郎”姿で登壇した濱田は、新婦を演じるウエディングドレス姿の広瀬アリスを見て、「すごくきれい。普通に照れています」と耳まで真っ赤になっていた。

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　同ドラマでは、四国・香川を舞台に、関連子会社に出向させられたハマちゃんこと浜崎伝助（濱田）とみち子（広瀬）の新婚生活や、原作漫画や映画シリーズでは描かれていない2人の結婚式に向けて、ドタバタを繰り広げる。会見には、映画シリーズでハマちゃんを演じ、テレビドラマシリーズではスーさん（鈴木一之助）役で出演する西田敏行や、映画シリーズでみち子（第7作以降）を演じ、今回のドラマSPにみち子の母親役でゲスト出演する浅田美代子も出席し、新旧のハマちゃん・みち子さん夫妻がそろうことに。

　西田＆浅田の前で、濱田は「映画シリーズがあってこその『釣りバカ』ですが、先輩方の胸を借りながら、僕らなりのハマちゃん・みち子さん像を作れていると思っています」と胸を張った。西田＆浅田から、「きれい」とほめられた広瀬も「お二人にきれいと言っていただけるのはうれしくもあり、恥ずかしくもあり、見届けていただいてうれしく思っています」と感謝した。

　そんな濱田と広瀬の新郎新婦姿が心底うらやましかったようで、「なんで映画で（結婚式シーンを）思いつかなかったのか、すでに結婚してて、子どももいる状態でしたので、（結婚式）やりたかったな」と西田はポツリ。「今からでも…」と浅田を誘うが、「年取ったので無理」と一蹴されてしまい、それでも「老いたハマちゃん夫婦ができたら面白いかな」と、意欲をみせていた。

　作・やまさき十三氏、画・北見けんいち氏による原作漫画は、コミックス既刊100巻（小学館）に達する人気タイトル。さらに、映画シリーズ第1作が1988年（昭和63年）12月に公開され、上映中に年号が「平成」に変わり、2009年（平成21年）の第22作で完結。2015年（平成27年）からテレビドラマシリーズがスタートし、連続ドラマ2シーズン、平成最後のお正月に2本目のドラマスペシャルが放送される。

　濱田は「改めて偉大さを痛感しましたし、平成最後の節目に、新しいメンバーとして『釣りバカ』に関われたことがありがたく、俳優としても名誉なことだと思います」と話していた。

　会見にはほかに、佐々木課長役の吹越満、不動産会社の子息で芸術家の戸高仁役でゲスト出演する小澤征悦も出席した。