ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

【西郷どん】渡辺謙、鈴木亮平へ賛辞「俺の目に狂いはなかった」

 NHKで1月から放送されてきた大河ドラマ『西郷どん』の最終回(第47回)が16日、BSプレミアムで午後6時から、総合テレビで午後8時から放送される。最終回に向けて、島津斉彬役で出演した渡辺謙がコメントを寄せた。

 大河ドラマは撮影期間が長いので、役とずっと向き合い続けるという意味では、他に類を見ないドラマです。そして幕末モノは、青春群像劇ですし、中堅から若手の俳優たちが汗と涙にまみれて、泥の中を駆け回っていくようなドラマです。私自身も鈴木との芝居の中で、エネルギーをもらいましたし、鈴木以外の多くの俳優さんたちと体ごとぶつかるような形で、今回の大河に参加させてもらいました。大河ドラマは久々でしたが、良い経験をしました。

大河ドラマ『西郷どん』島津斉彬役で出演した渡辺謙(第15回出演シーンより)(C)NHK

大河ドラマ『西郷どん』島津斉彬役で出演した渡辺謙(第15回出演シーンより)(C)NHK

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 『西郷どん』はクランクアップした後も、ほぼオンエアで見ていました。鈴木が「今、いい感じで迷ってるな」「今、壁に当たっているんだろうな」というところが垣間見えましたし、それこそが大河ドラマだと思います。「悩め、悩め」と親戚のような感覚で見ていました。ただ、鈴木にとっては、本当に充実したいい1年だったと思います。彼が積み重ねてきた努力と、キャスト・スタッフを引っ張っていくエネルギーで約1年3ヶ月を乗り越えたので、「よくやった!」というよりは、少し口幅ったい言い方ですが「俺の目に狂いはなかった」ということですね。

 鈴木の顔つきが回を重ねていくにしたがって変わっていきましたが、それは大河の主役をやる上での使命です。齢を重ね、経験を重ね、表情、目の奥、心の奥にあるものの変化に、視聴者のみなさんは心を奪われるわけですから。それはよくやったと思います。斉彬としては、ですよ(笑)。これから先、思い悩むことが良い意味で増えていくと思いますが、それは経験した者しか味わえないので、十分苦しんで、十分悩んで、これから先も頑張っていってほしいです。

 『西郷どん』は歴史ドラマですから、結末は歴史をご存じの方は分かっていらっしゃると思いますが、そこに西郷がどう向き合っていったのか、また、俳優・鈴木亮平が西郷隆盛にどう向き合っていったのか、それを楽しみにご覧いただきたいと思います。

■第47回「敬天愛人」
 西郷(鈴木)は残った兵士とともに包囲網を突破し、薩摩の城山に到達する。一方、大久保(瑛太)は内国勧業博覧会の準備にまい進していた。その頃、従道(錦戸亮)は、片足を失い政府軍に投降した菊次郎(今井悠貴)を西郷家に連れて帰る。政府軍総攻撃の前日、大久保は、降伏すれば西郷の命を助けると指令を出すが、西郷は拒否。城山から最後の戦いに向う。そして、糸(黒木華)は夫西郷の真意を息子たちに語り始める。

関連写真

  • 大河ドラマ『西郷どん』島津斉彬役で出演した渡辺謙(第15回出演シーンより)(C)NHK
  • 大河ドラマ『西郷どん』第47回より。ある決断を新八(堀井新太)たちに伝える隆盛(鈴木亮平)(C)NHK
  • 菊次郎(今井悠貴)に別れを告げる隆盛(C)NHK
  • 大河ドラマ『西郷どん』第47回より。鹿児島の城山に到達する隆盛たち(C)NHK
  • 大河ドラマ『西郷どん』第47回より。従道からの手紙を読む隆盛(C)NHK
  • 大河ドラマ『西郷どん』第47回より。従道からの手紙の内容を伝える隆盛(C)NHK
  • 大河ドラマ『西郷どん』第47回より(C)NHK
  • 大河ドラマ『西郷どん』第47回より(C)NHK
  • 大河ドラマ『西郷どん』第47回より(C)NHK
  • 大河ドラマ『西郷どん』第47回より(C)NHK
  • 大河ドラマ『西郷どん』第47回より(C)NHK
  • 大河ドラマ『西郷どん』第47回より(C)NHK
  • 大河ドラマ『西郷どん』島津斉彬役で出演した渡辺謙(第15回出演シーンより)(C)NHK

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索