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『おっさんずラブ』を生んだ年の瀬ドラマ 今年は稲葉友&阿部純子が六本木を激走

 『おっさんずラブ』(2016年に単発ドラマとして初放送)を生んだテレビ朝日の年末深夜ドラマ枠。今年は、劇団ゴジゲンを主宰し、映画監督、脚本家、俳優としても活躍する松居大悟氏(33)が脚本&監督を務めるドラマ『平成ばしる』(12月28日 深0:20〜1:20※関東ローカル)を放送。稲葉友阿部純子が東京・六本木を激走する一方、松重豊が本人役で登場し、六本木の真ん中で待ちぼうけ(!?)。テレビ、ラジオ、インターネットの実在メディアの「境界」を越えて、異色ノンストップ・パニックコメディーを繰り広げる。

年の瀬ドラマ第2夜『平成ばしる』(12月28日※関東ローカル)(左から)阿部純子、松居大悟監督、稲葉友(C)テレビ朝日

年の瀬ドラマ第2夜『平成ばしる』(12月28日※関東ローカル)(左から)阿部純子、松居大悟監督、稲葉友(C)テレビ朝日

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 複数のメディアがオフィスを構えている六本木ヒルズ。そこには、テレビ朝日本社ビル、森タワー内にFMラジオ放送局のJ-WAVE、テレビ朝日本社ビルにはインターネットテレビ局「AbemaTV」のスタジオがある。ドラマは、2018年の大みそか、これら別々の場所にいる別々のメディアの人々が“年越しそば”を発端に大混乱に陥る。コッチに来るはずの人が来ない、アッチにいるはずの人がココに!? どうにか何とか、ごまかし、やり過ごすことはできるのか!?

 松居監督は、2012年の映画『アフロ田中』で監督デビューを果たし、以後映画『ワンダフルワールドエンド』『私たちのハァハァ』『アズミ・ハルコは行方不明』『アイスと雨音』『君が君で君だ』など代表作多数。J-WAVEでは、番組『JUMP OVER』のナビゲーターも務めている。さまざまな境界を越えて活躍中の松居監督が、「境界を越える」をコンセプトにしたドラマを制作&出演。登場人物たちがいろいろな場所で複雑に絡み合っていき、やがてナゼかハッピーエンドに向かっていく奇想天外なパニックコメディーを、その卓越した才能で巧みに操っていく。

 今回、民放ドラマ初主演となる稲葉は、『仮面ライダードライブ』で注目され、映画「HiGH&LOW」シリーズなどに出演。現在、映画2本、『春待つ僕ら』(12月14日公開)、『この道』(来年1月11日公開)も控える。ヒロインの阿部は、映画『2つ目の窓』への主演で注目を集め、来年春にも主演映画の公開が控える。

 稲葉はテレビ朝日のAP・猫宮唯、阿部はラジオ制作会社のAD・江國彩香にふんし、3種のメディアを巻き込む騒動を繰り広げていく。そして物語内に登場する番組と出演者は、ほぼ全てが本物。テレビ朝日の番組『東京らふストーリー』(毎週金曜 深0:50〜)のMCとして山崎弘也アンタッチャブル)、フットボールアワー後藤輝基岩尾望新井恵理那、J-WAVEの『JUMP OVER」(毎週日曜 後11:00〜)のナビゲーターとして松居監督、AbemaTV『Abema的ニュースショー 1週間のNEWSをまさかの目線で!』(隔週日曜 前11:30〜)のMCとして千原ジュニアらが出演する。

 さらにこのドラマには多数の友情出演も。松居監督が2月に本多劇場で本番を控える舞台『みみばしる』で主演を務める本仮屋ユイカが物語の展開に大きく関わるラジオリスナー役。また物語の発起点となる俳優に、ベテラン俳優がシェアハウスで暮らすドラマ『バイプレイヤーズ』(テレビ東京)で松居監督と縁のあった松重が本人役で登場。そのほか、扱いにくい蕎麦評論家役として近江谷太朗、蕎麦屋の主人に中村まこと、ラジオ局スタッフに森下能幸玉置玲央など派が松居監督の元に集結する。

 虚構と現実が入り交じる中で展開されるドタバタ劇…あらゆる境界を越えて活躍する松居監督は、一体どんな世界を見せてくれるのか?

■稲葉友のコメント
 人と人がかかわることでいろいろな問題が起きてしまうということを本当に丁寧に描いていて、とても松居さんらしい脚本だなと思いました。バラバラに起こっていた事柄が最後にはきちんと収束され、心もキュッと掴まれる。ハートフルで素敵な物語ですし、テレビ朝日・J-WAVE・AbemaTVというメディアの垣根をここまでグルッと越えるなんて、「一体どんな効果が生まれるんだろう…!」とも感じました。年末にピッタリなドタバタでハートウォーミングな作品になると思うので、皆様ぜひ完成をお楽しみにしていてください。

■阿部純子コメント
 テレビ局とラジオ局とインターネット配信局の3大エンタメが一つのドラマの舞台となる、これまでに聞いたことも見たこともないような明るい企画だなと思いました。松居監督とは今回が2度目のお仕事です。毎回「まさか」と思うような面白い発想を持ってきてくださる方で、演じる側としても瞬発力や柔軟性が問われると同時に、とても刺激を受けています。このドラマはタイトル通り、「平成」という年号の最後の年末を、勢いよく走り抜けるような作品。見てくださる方が本当に明るい気持ちで新年を迎えられる作品になるのではないかと思います。私も頑張ってたくさん走ります!

■松居大悟監督コメント
 テレビ朝日の飯田爽さんは自分が劇団ゴジゲンを旗揚げた10年前から見てくれていて、何か企画を、とずっと話していました。ようやく実現できることがうれしいです。もはやボーダーレスになっている放送局そのものを表現として描くことはできないか?と、自分のJ-WAVEラジオ番組が始まったことをキッカケに考えてきました。

 六本木には、テレビ朝日・J-WAVE・AbemaTVがあります。テレビ局、ラジオ局、ネット局の境界を越えて、平成最後の年を笑顔で越えられるようなコメディーを描けたらなと思います。言い尽くされて出涸らしになってしまった"平成最後"という言葉に引導を渡せたらと。

 出演者も、自分にとって何度もご一緒し損ねた、稲葉友と阿部純子という平成生まれのお二人を中心に、大切な方々に集まっていただきました。そしてなにより、これは各局の尽力と多大なるご理解があって実現したもので、改めて御礼申し上げます。ごちゃごちゃ言ってしまいましたが、今まで見たことのない楽しいドラマになると思います。六本木放送局たちのご乱心をお楽しみください!

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