乳がんのため今年8月15日にこの世を去った漫画家・さくらももこさん(享年53)を偲ぶ『さくらももこさん ありがとうの会』が16日、東京・青山葬儀所でしめやかに執り行われた。祭壇には本人の写真の代わりに数年前に描かれたという自画像が中心に据えられ、会場内にも代表作『ちびまる子ちゃん』をはじめとする彼女が生み出したキャラクターたちのパネルやボードなどがいたるところに展示。「お別れ」ではなく「ありがとう」の気持ちが詰まった、彼女の温かな作風がにじむような雰囲気で統一された。 祭壇は、さくらさんの自画像や福絵などのイラストをもとに、さくらプロダクションがデザイン。さくらさんが好きだったダリア、トルコキキョウなどの3万本の花や風船などで装飾されており、幅16メートル50センチ、高さ3メートル50センチで、『ちびまる子ちゃん』のキャラクター、富士山といったゆかりのあるものが並んだ。
2018/11/16