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野村萬斎、東京五輪開閉会式の演出「試行性が重要」 音楽好きの一面も告白

 狂言師の野村萬斎が10月31日、都内で開催中の第31回東京国際映画祭(TIFF)内で行われたWOWOWのオリジナルドキュメンタリー番組『ノンフィクションW「野村家三代 パリに舞う 〜万作・萬斎・裕基、未来へ」』ワールドプレミアに登場。2020年の東京オリンピック・パラリンピック開閉会式を演出する総合統括を担当していることを受け、MCから「2020年に伝統芸能をどう伝えていきますか?」と聞かれると「式典の話をされているの?」と白い歯を見せた。

東京五輪開閉会式の演出について話した野村萬斎 (C)ORICON NewS inc.

東京五輪開閉会式の演出について話した野村萬斎 (C)ORICON NewS inc.

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 萬斎は「我々は型を伝承しつつ、料理に例えるとレシピは一緒で観客のみなさんはいつも違うので、それに対する合わせるところが必要となってきます。その上で、一番失っちゃいけない精神的なものが重要なのかなと思っております」との見解を示しながら「本質的は変わらず、この会場でどう見せるかという努力、試行性が重要なのではないかと考えています」と語った。

 会場の観客から「(趣味の)エレキギターはまだ弾いていますか? 好きな音楽は何ですか?」との質問を受けると「エレキギターはあんまり弾いてないですね」と照れ笑い。「好きな音楽ですか…。僕は70〜80年代の『ベストヒットUSA』世代で、クイーンのフレディー・マーキュリーもコピーしたことありましたね。『ボヘミアン・ラプソディ』を歌ったことがあるんだけど無茶だよね」と意外な一面を披露していた。

 フランスのパリを中心に開催されている『ジャポニスム2018』で、9月19日〜25日に“狂言師・究極の舞”といわれる「三番叟(さんばそう)」を野村家三代が日替わりで舞うという前代未聞の舞台に挑戦。300年近くにわたり芸を伝承してきた野村家の三代がパリでどのような“花”を咲かせるのか、3人の「三番叟」はパリの観客の心に、そして現代という時代にどう響くのか、密着取材を通して伝えている。

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  • 東京五輪開閉会式の演出について話した野村萬斎 (C)ORICON NewS inc.
  • 『ノンフィクションW「野村家三代 パリに舞う 〜万作・萬斎・裕基、未来へ」』ワールドプレミアに登場した野村萬斎 (C)ORICON NewS inc.

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