昨年開催された『第15回全日本国民的美少女コンテスト』でグランプリを受賞した井本彩花が今月23日、15歳の誕生日を迎え、テレビ朝日系土曜ナイトドラマ『あなたには渡さない』（11月10日スタート、毎週土曜　後11：15）で共演する木村佳乃、山本直寛やスタッフから祝福を受けた。

【写真】その他の写真を見る

　同ドラマは、突然現れた愛人・多衣（水野美紀）に夫を奪われた専業主婦の主人公・上島通子（木村）が、その愛人から奪い取った6000万円を元手に、夫が板長を務める料亭の女将に就任。倒産寸前の料亭を立て直すべく奮闘する中で、40代男女が繰り広げる激しく濃厚なラブ・サスペンス。井本は通子の長女・優美、山本は長男・一希を演じる。

　この日の撮影場所は、夫・旬平（萩原聖人）と別れた通子が優美と2人で暮らし始めるアパート。そこへ、長男で一人暮らし中の一希が訪ねてくるシーンが撮影されるところだった。リハーサルのため木村と井本、山本の3人がアパートに入ったところで、突然、スタッフから「本日、10月23日は井本彩花さんの15歳の誕生日で〜す！」との言葉が。井本が口をあんぐりと開けて驚きの表情を浮かべるのと同時に、木村が井本へ大きな花束を満面の笑みで手渡し。さらに「せ〜の！」という木村の合図で、スタッフ＆キャスト全員でバースデーソングを大合唱した。

　感動で目をうるませる井本は「素敵な方々と一緒に15歳のスタートが迎えられたので、本当にうれしいです。これからもよろしくお願いします！」と声を張り上げてあいさつ。木村は思わず「かわいい」とつぶやくほど、心からうれしそうな笑顔を浮かべていた。

　井本のバースデーイベントを終え、現場は和やかなお祝いムードに満たされていたが、実はこの後、通子が優美を思わずビンタしてしまうという重要な親子ゲンカシーンの撮影が控えていた。監督から「本当に叩いてほしい」と言われた木村は、井本に「ごめんね。でも、自分も若い頃に同じ状況だったら本当に手を上げてもらった方がお芝居をしやすいと思うだろうから。本気でいくね」と、宣言。

　これまでに頬を叩かれたことなど一度もなかった井本だが、先輩女優の真摯（しんし）な言葉に「いいえ。ありがとうございます！」と返答。木村や監督から「ここでのお芝居が誕生日プレゼント」と言われると、「はい！　頑張ります！」と、あらためて気合の入った表情を浮かべていた。

　15歳になった記念すべき日に撮影されたビンタシーンで、井本は一体どんな演技を見せたのか。井本は「皆さんにお祝いしていただいて、すごくうれしかったです。撮影現場でお花やプレゼントをいただけるなんて、初めての経験でした。木村さんがいてくださるだけで現場が明るくなりますし、優しい雰囲気で満たされます。本当にすてきな15歳のスタートが切れました。とても恵まれているなと思うので、これからも皆さんの期待に応えられるように精一杯努力していきたいです」と抱負を述べていた。