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金子大地、倉本聰作品への憧れ 『おっさんずラブ』で注目

 今年4月期の大ヒットドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)においてモンスター新入社員・栗林歌麻呂(くりばやし・うたまろ)を演じた俳優・金子大地(21)。10月20日から2週連続で放送される土曜ドラマ『フェイクニュース』(NHK総合・後9:00)でも物語の鍵を握る大学生を演じるなど今後の飛躍が期待される“NEXTブレイク”の注目株だ。今回、ORICON NEWSではそんな金子にインタビューを敢行。気になる素顔から印象に残った現場、人生のなかで大切にしている作品について話を聞いた。

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 デビューは4年前、所属事務所が主催する『アミューズオーディションフェス2014』にて、俳優・モデル部門を受賞した。オーディション開催をその日にSNSで知ると、本番2時間後に飛び込みで参加。「とっさに行ったという感じだった。少し遅刻してしまったので受けられるかの心配だったんですけど、なぜか、通るんじゃないかなという自信はありました。なんとなく受かる感じがしたんです」と運命に導かれて芸能界入り。

 『おっさんずラブ』の“マロ”役は先輩に対してちょっと失礼で今どきな若者だったが、本人は「人見知り」なところがあるそうで「デビュー当初はしゃべれないことが一番の壁でした。顔合わせとか言葉がでてこなかったりしてコミュニケーションがとれないことはありました(笑)」と悩んだこともあった。

 転機となったのは小林啓一監督による映画『逆光の頃』(2017)。19歳の時に撮影されたこの作品では「本当に楽しかった。初めてメインの役を演じさせて頂いた映画で、監督にたくさんのことを教えていただきました。東京で孤独を感じていた頃に京都に撮影に行って、ちょっとリフレッシュできたんです。初めて自分でこうしたいと提案できた現場だったしそれを聞いてくださいました。それまでは監督に言われたことを自由自在にやることがプロだと思っていたけど、それだけではなく、自分の役は自分で責任をもって演じる、みんなでつくっているんだと感じられた現場でした」と俳優としてのスタンスに影響を与えたそう。

 各方面で話題となった『おっさんずラブ』では「いろんな方から面白かったと言われます。こんなに盛り上がると思っていなかったので正直驚きました。現場は、仲が良くて楽しかったです。最年少だったのですが、皆さん優しくしてくださいました」と和気あいあいとした現場の様子を明かす。「(田中)圭さんや大塚寧々さんは絡みが多かったので、自然とコミュニケーションがとれました。寧々さんとは年の差恋愛も描かれていて、後半の台本を頂いたとき驚きました。『俺、(大塚が演じた)蝶子を狙うんだ!』って(笑)。寧々さんにリードしていただきました」と懐かしんだ。

 北海道出身の金子にとって、大切な作品だというのが倉本聰脚本の名作ドラマ『北の国から』。幼い頃から何度も再放送などで親しんできたこの作品を上京後に改めて見直したといい「物語がすごく面白いですし、役者の方の演技もすごくて引き込まれるのでドハマリしました。そこからたくさん倉本聰さんの作品を見て、吉岡秀隆さんや二宮和也さんが好きになった。自分にない魅力が詰まった役者さんがたくさんいらっしゃるんだと思いました」。

 作品の魅力については「倉本さんの作品は心の声をナレーションで表現するんです。例えば怒られたりしているときでも『あ、この人目にゴミがついている』とか全部主人公を通して言うんです。それが面白いし、直接的な感動というより素朴な温かさがある。そういうのにすごく弱くて。なんかぐっとくるんです。見ながら毎回泣いてしまいます」とついつい言葉に熱がこもる。

 「純が20歳になって、上京してうまく行かなくて北海道に帰ってくるときも純の気持ちもわかるし、あんなに小さい時厳しかったお父さんがどんどん丸くなっていくのもリアル。共感できるところも北海道という地で恋愛する気持ちも共感できるところも多くて大好きです。こうやって話していてもまた見たくなりますね(笑)。サントラも一時期聞いていました」と並々ならぬ思い入れを感じさせた。そんな倉本作品への出演はもちろん実現させたい夢でもある。「何年かかるかわからないけど出演することができたら財産になると思います。自信を持って『出たい!』と言えるほどの憧れがあります」と掲げている。
 
 そして、次に出演が控えている土曜ドラマ『フェイクニュース』(NHK)は『逃げるは恥だが役に立つ』『アンナチュラル』(ともにTBS)を手がけた脚本家・野木亜紀子氏の新作。「真実と嘘」、「分断」、「人は何を信じるのか」という普遍的なテーマを、エンターテインメント性豊かに描き出していく。金子は前編の『企業編』で登場する“カップラーメンに青虫混入”という一つのツイートが発端となる事件に巻き込まれる大学生・猿滑里留を演じている。
→金子はSNSで青虫混入の投稿を拡散させる大学生を演じている。

 シリアスな内容かと思いきや、劇中ではコミカルなシーンもあり、「彼女といる時は親には見せられないようなチャラチャラした雰囲気と家にいる自分とのギャップに気をつけました。トーンはマロに近いかもしれないです。シリアスな演技より明るい演技のほうが僕は難しいです」と苦戦した場面も。「たった一回のツイートによって炎上するということは実際によくあることですし、なにが本当かもわからない、なにを信じたら良いかわからないという状況下で謎解きに近い感覚もあって面白いので、ぜひみていただきたいです」。

■金子大地プロフィール
1996年9月26日生まれ
北海道出身
身長179センチ
『アミューズオーディションフェス2014』俳優・モデル部門受賞
映画『家族のはなし』、『わたしに××しなさい!』(2018)
テレビ『おっさんずラブ』※レギュラー、『99.9-刑事専門弁護士-SEASONII』
(2018)
最近の出演作は、ドラマ「わたしに××しなさい!」「おっさんずラブ」「崖っぷちの淵子!」(2018)、映画『ナラタージュ』『探偵はBARにいる3』『デメキン』(2017)『わたしに××しなさい!』(2018)など多数。映画『家族のはなし』が11月23日に公開。



関連写真

  • ヒットドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)で注目集めた金子大地 NHK『フェイクニュース』にも出演 (C)ORICON NewS inc.
  • NHK『フェイクニュース』に出演する金子大地 (C)ORICON NewS inc.
  • NHK『フェイクニュース』に出演する金子大地 (C)ORICON NewS inc.

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