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やくみつる、大関昇進の栃ノ心へ期待 横綱にも「なれそうな強さになった」

 漫画家のやくみつるが31日、都内で映画『土俵物語』(1958年公開、村山三男監督)の上映イベントに参加。好角家として大関昇進が決まった栃ノ心への期待を口にした。

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 同作はm1950年代後半から60年代にかけて“褐色の弾丸”の異名で人気を集めた力士・房錦の実話を実写化。行司・式守錦太夫の息子である正勝が横綱を目指し、父の軍配で勝ち名乗りを上げるという目標を叶える。また、相撲社会の激しくも美しい師弟愛や友情を描くほか、房錦本人が主演し、当時の人気力士も多数出演している。

 幻の相撲映画とも呼ばれているが、この度7月9日にCS放送局・衛星劇場でテレビ初放送されることに。これを記念し上映会を行う運びとなり、やくが東京相撲記者クラブ会友の杉山邦博氏と共にトークショーを開催することとなった。史実とは違う映画ならではのシーンもあり、杉山氏は「映画って楽しいなと思いました」と笑顔。初めて見たというやくは「房錦が途中、洗濯物を取り込むシーンで甚句が流れるんです。昭和32年ごろの高砂一門の甚句だと森の里が歌っているんですかね。個人的に調べてみたいと思います」と深すぎる知識を披露して、会場を驚かせた。

 そして「ここに岩風がいて、若前田がいて、高錦がいてと説明したい衝動にかられる。見ていると、一人ひとりを指摘できるくらいに実はよくできている。『古いお相撲さんが出てるのかな』くらいでは済まないですから」と力説。学生服を着た子供が食い入るようにけいこを見学しているシーンもあり「当時の状況をよく表している。奇特なスー女(相撲好きの女子)もいますけど、子供たちが第一に相撲の話題で盛り上がるということにはなっていない。そうした時代を創出しないと、と思いますね。相撲好きを育てないと」と好角家育成の重要性を説いていた。

 現在の角界では栃ノ心(春日野)の大関昇進が決定し、30日には伝達式が行われた。13年7月場所では右ヒザの靱帯を断裂する大ケガのため4場所連続で休場したが、それを乗り越えた新大関にやくは「期待しています」と胸を踊らせる。「何年か前、しばらく新横綱が出ない、次は誰だと言われていたとき、ある相撲の雑誌でアンケートがあった。みんなは大概、稀勢の里と答えていた。その後、稀勢の里も横綱になりましたけど。そのとき、敢然と栃ノ心と答えたのは自分だけだった」と懐かしみながら「当時は、なんて見当違いなことを言っているんだろうっていうぐらい浮いていた。でも、今はなれそうな強さになった。あながち…、という感じがしてきましたね」とさらなる飛躍を夢見ていた。

 『土俵物語』は7月9日の午前8時半、同21日の午後3時、同26日の正午に放送されるほか、8月にも再放送される予定となっている。



関連写真

  • 映画『土俵物語』上映イベントに出席したやくみつる (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『土俵物語』上映イベントに出席した(左から)杉山邦博、やくみつる (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『土俵物語』上映イベントに出席した杉山邦博 (C)ORICON NewS inc.

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