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木梨憲武、16年ぶり映画主演とこれからの活動を語る「3年後に映画撮りたい」

 “ジジイVS高校生”というキャッチコピーでも話題を呼んでいる映画『いぬやしき』で、とんねるず木梨憲武が16年ぶりに映画主演を果たす。スクリーンでは笑いを封印してワイヤーアクションや格闘シーンにも挑戦している。先ごろORICON NEWSでは木梨憲武へのインタビューを実施。お笑い、俳優、アート、歌手と多彩な木梨に、本作にかける意気込みのほか、3月22日に約30年続いた『みなさんのおかげでした』が終了したばかりの心境やこれからの活動にも迫った。

■“ジジイの日本代表選抜(!?)”に選ばれてワクワクしちゃいました

――16年ぶりの映画でさらに主演ということですがプレッシャーは感じていますか?
【木梨憲武】全くないですね。今回の“ジジイ選抜”に選んで頂いちゃって「あ、木梨でいいんですか?」って気持ちです。僕としてはワールドカップの日本代表選手に選ばれた時の心境と変わらないぐらいのレベルだと思っています。「これからジジイ選抜として戦いに行くんだ…!」ってワクワクしちゃいました。

――原作を拝見すると、今回演じる犬屋敷壱郎は、木梨さんご自身の年齢よりだいぶ“ジジイ”に見えるのですが…正直、複雑ではなかったですか?
【木梨憲武】いや〜僕は完全に犬屋敷世代ですから。原作の設定とは2つしか年齢が変わらないんですよ。今日はこんな白シャツを着て帽子も被っているから、若く見えるんじゃないんですか? 本当、そこら辺によくいるジジイなんで(笑)。

――ドラマでもコントでも木梨さんはその役になりきる、“憑依型の役者”というイメージが強いです
【木梨憲武】コントだとスカートも履いて学園もののノリ子からノリユキ、仮面ノリダー…本当、年齢層や性別も関係なくジジイからババアまで幅広くコスプレを楽しんできましたから(笑)。コントでは自分が思いついたアドリブを加えていましたけれど、今作ではジジイ1本であまりはしゃがずに…ね。「もしこれがコントだったらこういうことをするな〜」って考えながら、何もしないっていうのが楽しかったです。

■CG撮影の裏では…ひたすら“まかない屋のジジイ”に!?

――久しぶりの映画の撮影現場はいかがでしたか?共演の佐藤健さんとはどんなやりとりを?
【木梨憲武】彼(佐藤健)は今の若手俳優のエースですから。そのエースと監督が話し合う様子を横で見ていたんですが、それがすごくかっこよくて。自分もそういうかっこいい感じを真似てみようと真似しようとしたんですが、テーマが無かったです。彼(佐藤健)は運動神経も良いし、ヴィジュアルも良いし、体もちゃんと作っている。ものを1つの形に完成させていく全ての過程が見事でしたね。

――木梨さんなら“カッコいい感じ”も出せそうな気もしますが…
【木梨憲武】それが本当に見当たらなかったんですよ(笑)。だから撮影の合間は“まかない”を充実させるのが僕の役目。コロッケ、ケーキ、冷やしトマト、カレー、豚汁、最後は鉄板焼き。プロデューサーと一緒になってそこだけに全神経を集中させていました(笑)。

――それは全部木梨さんが自ら料理するんですか?
【木梨憲武】もちろん。CGを使った撮影の日はとにかく待ち時間が多いので、ひたすらまかないを作るただのジジイでした。あと、焼き鳥もやってみようって、ちゃんと火を起こすところからやりました。でも1番火の状態を見なきゃいけない時に限って撮影に呼ばれるもんだからすごい怒っちゃって。「待て!!」って言っちゃいました。

■とんねるずのこれからは「何も変わらない」

――俳優活動に力を注ぐのではという意見も見られますが…今後またドラマや映画で木梨さんを見られる可能性はあるんでしょうか?
【木梨憲武】僕は“発注待ち男優”の身なので、プロデューサーや監督に甘い物でも持参して「なんかいい作品ないでしょうか? 木梨はやる気満々なんですけど…」みたいに媚びへつらわないと、オファーがなかなか来ないんですよ。“アプローチ男優”だったらいいんですが、“発注待ち男優”なんでね。まぁ、どうしてもやりたくなったら自分から動くと思います。

――そんなことここで言ったらオファーが殺到しそうな気がしますが(笑)
【木梨憲武】だから最近はいろいろな取材で「これからはCG男優としてやっていきます」と言い続けています。“CGの仕事しかやらない男優ですよ”、っていうのをあらゆるメディアで植え付けています。ちなみに今年は第1回CG男優賞を貰えることになっているんですけどね。あれ、聞いてない?(笑)。今回の撮影で僕の詳細な3Dスキャンデータを取ったのでね。木梨ならすぐにCGでそれを再現できるってわけですよ。

――今年の3月に約30年続いた『とんねるずのみなさんおかげでした』が終了しましたが、コンビとしての今後の活動はどうなるのでしょうか?
【木梨憲武】30年というよりは『夕やけニャンニャン』から数えるともっと長いですよね。この映画もフジテレビが関わっているし、貴明さんの新番組もフジテレビだし、「ほぼ何も変わってないね」と思っています。とんねるずに関して言えば、我々に合う番組ができればいつでもやるし、それが個人のものでもコンビのものでも全く一緒。30年やってきましたが、番組への取り組み方に対するスタンスは変わらないし、今後もそのつもりです。

――番組が終了したただけで、とんねるずの2人・木梨さん個人にとっては何も変わっていないということですね。では、30年以上続けてきた経験則から、長く何かをやり続けていく秘訣って何でしょうか?
【木梨憲武】僕は自分の好きなことじゃないと燃えられない。最初はとにかく自分の好きなものを探せばいいんです。興味がないものだとすぐに辞めたくなるけれど、自分が本当に面白いって思っているものなら相手に怒られても殴られてもしがみついていくだろうし。お世話になった先輩とか、この人に仕事教えてもらったとか、そういう思いさえあれば…。でも、ムカつく先輩がいてガマンできなければやめればいい(笑)。我々の芸能も18歳からやっていて、免許もいらない仕事だし。役者だって、歌手だってそうですよね。協会のハンコが必要なわけじゃない。だったら、“自分がどこまで面白がれるか”じゃないですか?

――そんな中でつらい経験もあったと思うのですが
【木梨憲武】(即答で)いや、ないですね! ずっと楽しく続けてきました。つらいなんてことは、「前日に飲み過ぎて…やばいやばい〜!今日の現場ヤバイ!酔ってないフリをど〜しようか」みたいなのしかないです(笑)。現場は面白いし、好きな場所なんで、“飲みすぎ注意”ってことだけですかね。

■3年後には映画を撮りたい

――では、木梨さんが今後個人でやってみたいことは?
【木梨憲武】言うだけならタダなんでここで宣言しておきますが、僕3年後に映画を撮ります。イメージでは佐藤健を主役にして生田斗真も出そうかな〜、イケメン俳優の2枚看板なんて考えています。ほら、言うだけならタダだから!(笑) そんなふうに考えながら飲んでいると面白いんですよ。自分達の仲間、番組関係者、「それ面白そう!」って言ってくれる人が集まってスタッフができますから。

――なるほど(笑)、しかし…3年後に映画は“本気”ですか?
【木梨憲武】本気ですよ。俺の助監督に安田成美さんつけるから。彼女は“撮られ方”を分かってる人なんでね。もしくは成美さんが主役で俺も出させてもらうか。彼女は僕のアートのプロデュースは全部やってくれていますし、何を求められて必要とされているかという感覚に非常に優れた方なんでね。で、勝手にこういうことを言うから後で成美さんに怒られる(笑)。

――俳優にお笑いにアートに歌手活動…木梨さんの多彩っぷりには毎回驚かされます
【木梨憲武】ちなみに自転車屋(木梨サイクル)もやっていますからね。ほら、自分長男だから。

――ひと休みされるのかと思いましたが…春からも大忙しですね!
【木梨憲武】そんなことないですよ。注意すべきは飲み過ぎと深夜2時過ぎのラーメンだけ。調子乗っちゃうと「やべぇ、餃子も食っちゃった」みたいなことになるから。あとは…同じ話を繰り返しながら、同じ仲間と酒を飲む。そして日々反省と確認。神棚に水。これだけです。今日はどうもありがとうございました!

(文/kanako kondo)

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