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宝田明、観客の拍手に涙 閉館「TOHOシネマズ 日劇」で『ゴジラ(1954)』上映

 俳優の宝田明(83)が4日、きょう閉館する東京・TOHOシネマズ 日劇で行われた特別上映会イベント「さよなら日劇ラストショウ『ゴジラ(1954)』」のトークイベントに出席。同作を観終わった観客から万雷の拍手を受けると、後ろを向いて涙を拭い、「今年で84歳になる宝田明を泣かせないでください。こんなに温かい拍手は、終生忘れることができません」と感激した。

「さよなら日劇ラストショウ『ゴジラ(1954)』」のトークイベントに出席した宝田明 (C)ORICON NewS inc.

「さよなら日劇ラストショウ『ゴジラ(1954)』」のトークイベントに出席した宝田明 (C)ORICON NewS inc.

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 「ゴジラ」シリーズ第1作『ゴジラ(1954)』(1954年公開 本多猪四郎監督)は、宝田明のほか、河内桃子、平田昭彦、志村喬らが出演。水爆実験で海底の生活環境を破壊され、地上に出てきたゴジラが東京に出現する。

 観客の拍手を聞き、胸に手をあてて目を潤ませた宝田。今は亡き共演者やスタッフを思い「生き残っているのは私一人と言っても過言ではないですが、こんなに温かい観客の前で上映されたことは、天におります彼ら先輩たちも喜んでいると思います」と感謝を伝えた。

 『ゴジラ(1954)』との出会いも振り返り、「『東宝が作っていく映画で、ヒットしたらシリーズものとしてやってきたいんだ』と言われた。『ゴジラ』ってなんですかと聞いたら、『ゴリラとクジラを足して2で割った』と説明されました」と明かし、「初号を観たとき、あまりにもゴジラがかわいそうで、子どものようにおいおい泣きました。人間が起こした水爆実験の申し子のようで、彼自身も被害者と考えると人間の業が感じられた」と話した。

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  • 「さよなら日劇ラストショウ『ゴジラ(1954)』」のトークイベントに出席した宝田明 (C)ORICON NewS inc.
  • 「さよなら日劇ラストショウ『ゴジラ(1954)』」のトークイベントに出席した宝田明 (C)ORICON NewS inc.
  • 後ろを向いて涙を拭う宝田明 (C)ORICON NewS inc.
  • 「さよなら日劇ラストショウ『ゴジラ(1954)』」のトークイベントに出席した宝田明 (C)ORICON NewS inc.

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