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“癒し系”から“なごみ系”へ―安めぐみ人気加速中

 安めぐみが定食屋の看板娘に扮したアサヒ飲料『若武者』のCMが話題を呼んでいる。「いらっしゃーい」と客を迎えるエプロン姿の似合いっぷり。バラエティ番組では見ない日がないほど引っ張りダコで、2月に発表された「好きなグラビアアイドルランキング」でも4位に入ったが、その人気はさらに加速しそうだ。

 「グラビアアイドルランキング」のアンケートで彼女に寄せられた“好きな理由”には、「かわいい笑顔でふっくらした身体が何とも言えません」(長崎県/25歳)といったグラビアへの直接の評価以上に、「ほんわかした雰囲気がいい」(愛知県/20歳)、「テレビで見てるだけで癒される」(滋賀県/21歳)、「ほのぼのとした気持ちになれる」(沖縄県/26歳)など、彼女のキャラクターを挙げる声が多かった。中でも、“ほのぼの”“ほんわか”“おっとり”という言葉が“癒し”以上に目立つ。

 癒し系アイドルは、バブルが崩壊した90年代半ば、ジョージアCMの飯島直子に端を発する。不景気で疲れ気味のサラリーマンたちを「ひと休み、ひと休み」という彼女の笑顔が癒した。不況下ではセクシー系より癒し系が受けるもの。以後も、本上まなみ優香井川遥吉岡美穂らが癒し系として人気を高めた。

 だが、安めぐみは“癒し系”とは一線を画し、言うならば“なごみ系”。癒し系が日常を忘れたところで休ませてくれるイメージなのに対し、日常の中にいながらフッと肩の力が抜け、気持ちをなごませてくれる。

 また、飯島らには癒してもらえればうれしいが敷居も高いイメージがあるのに対し、安めぐみは「雰囲気が普通っぽい」(岡山県/31歳)、「素朴な感じがする」(島根県/37歳)のも魅力。端的に言えば、前述の癒し系タレントたちと違い、庶民的な定食屋の看板娘役が安にはピッタリとハマる。現実逃避までは必要ない景気回復期の今、彼女はマッチしているのだろう。

 最近はリリー・フランキーとのユニット「リリメグ」でのライヴ活動も行っているが、もともと強い歌手志望で芸能界に入り、10代の頃にインディーズからCDデビューも。バラエティに関しては「性格的にガーッと行くタイプでないし、『目立ってない』と指摘されて悪戦苦闘しました。でも、トロい私が自分にない部分を出すのでなく、自分らしくやる中で役割を見つけられたらと思ったんです」(『月刊デ・ビュー』インタビューより)とのこと。

 今も「番組についていけてないと思うと、キュルキュルと自分の頭のネジを回転させます」と言うが、テレビでのそんなたたずまい自体、若干舌足らずな話し方とも相まって見る者をなごませる。

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