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『火花』舞台化が決定 ピース又吉も本人役で出演

 お笑いコンビ・ピースの又吉直樹(37)の芥川賞受賞小説『火花』が『火花 〜Ghost of the Novelist〜』として舞台化されることが19日、わかった。単行本・文庫本の売上げは累計部数300万部超え、社会現象をも巻き起こした話題作が、2016年のドラマ化、17年の映画化に続き、満を持しての舞台化とる。

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 舞台版キャストには、女優で歌手の観月ありさ(41)、『弱虫ペダル』や『おそ松さん on STAGE』などに出演する若手俳優・植田圭輔(28)、本格的な舞台にも多数出演しその演技には定評のあるNON STYLEの石田明(37)。そして、同作の原作者である又吉が作家本人として出演する。

 物語は2本仕立てのストーリーで展開。ノンスタ石田を軸にした原作の物語とは別に、観月と又吉が作品の世界観を朗読する“アナザーストーリー”を追加した。双方の話が交錯しながら、クライマックスに観月が又吉に『火花』を書いた意義を問う。

 観月は「ドラマや映画版とは違った舞台ならではの面白さも伝えられるように頑張りたいと思います」と意気込み、植田は「最初に聞いたときは『うそでしょ?』と思いました(笑)。小説から始まりドラマ、映画とそれぞれたくさんの方々が愛情を込めて作りあげてきたこの物語を、今度は自分が舞台で表現できるなんて本当に幸せで、そして責任重大だと感じてます」と力を込める。

 石田は「同期の又吉に迷惑かけないようがんばります」と誓い「又吉が描きたかった奥深いところに手が届くようがんばります」。そして又吉は「観月さんが出てくださるということももちろんですが、僕自身が作者役として出ることで、すでに場の空間が歪んでいると思うんですよ。原作にあるものをみんなが完全に演じるというワケじゃなく、プラスして書いた側の感覚が混ざってくる。でも僕も芸人なので、登場人物とも重なったりする」。

 「あと、石田(明)くんは、漫才でチャンピオンになったことのある男なんです。『火花』の中にはチャンピオンが出てこないので、途中の人間を石田くんが演じることも個人的には面白いなと思っていますね。石田くんにもチャンピオンになる前の人生があるので、そういうことを考えていくといろいろな楽しみ方ができるんじゃないかな。いろいろな見方ができる作品になると思います」と魅力を伝えている。

 舞台は3月30日から4月15日に東京・新宿の紀伊國屋ホールで上演。

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