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第158回「芥川賞・直木賞」候補作決まる セカオワ藤崎彩織『ふたご』直木賞ノミネート

 日本文学振興会は20日、第158回芥川龍之介賞・直木三十五賞(平成29年下半期)の候補10作を発表した。人気バンド・SEKAI NO OWARISaoriこと藤崎彩織(31)が執筆したデビュー小説『ふたご』が、直木賞候補に選ばれた。選考会は来年1月16日に東京・築地「新喜楽」で行われる。

第158回直木三十五賞にノミネートされた藤崎彩織氏 (C)澁谷征司

第158回直木三十五賞にノミネートされた藤崎彩織氏 (C)澁谷征司

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 芥川賞の候補には、『あとは野となれ大和撫子』で前回の直木賞候補となった宮内悠介氏(選考会当日38・以下同)が『ディレイ・エフェクト』で2度目のノミネート。同じく2度目のノミネートとなった石井遊佳氏(54)の『百年泥』、木村紅美氏(42)の『雪子さんの足音』、前田司郎氏(40)の『愛が挟み撃ち』、初ノミネートの若竹千佐子氏(63)の『おらおらでひとりいぐも』の全5作品が選ばれた。

 直木賞の候補には『ふたご』のほか、『家康、家を建てる』で第155回同賞の候補になった門井慶喜氏(46)が『銀河鉄道の父』で3度目ノミネート。また『若中』で第153回同賞候補になった澤田瞳子氏(40)の『火定』や、『ミッドナイト・バス』で第151回同賞候補の伊吹有喜氏(48)の『彼方の友へ』、初ノミネートの彩瀬まる氏(31)の『くちなし』など、30・40代作家の著作から全5作品が選ばれた。

 両賞は1935(昭和10)年に制定。芥川賞は新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品、直木賞は新聞・雑誌(同)・単行本として発表された短編および長編の大衆文芸作品の中から優れた作品に贈られる。前者は主に無名・新進作家、後者は無名・新進・中堅作家が対象となる。贈呈式は来年2月下旬に都内で行われ、受賞者には正賞として時計、副賞として賞金100万円が与えられる。

 前期・第157回(平成29年上半期)の芥川賞は沼田真佑氏の『影裏』、直木賞は佐藤正午氏の『月の満ち欠け』(岩波書店)が選出された。

 候補作は以下の通り(五十音順・敬称略)。

■第158回芥川龍之介賞 候補作(掲載誌)
石井遊佳『百年泥』(新潮十一月号)
木村紅美『雪子さんの足音』(群像九月号)
前田司郎『愛が挟み撃ち』(文學界十二月号)
宮内悠介『ディレイ・エフェクト』(たべるのがおそいvol.4)
若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』(文藝冬号)

■第158回直木三十五賞 候補作(出版社)
彩瀬まる『くちなし』(文藝春秋)
伊吹有喜『彼方の友へ』(実業之日本社)
門井慶喜『銀河鉄道の父』(講談社)
澤田瞳子『火定』(PHP研究所)
藤崎彩織『ふたご』(文藝春秋)

 選考委員は以下の通り(敬称略・五十音順)。

【芥川賞】小川洋子奥泉光川上弘美島田雅彦高樹のぶ子、堀江敏幸、宮本輝村上龍山田詠美吉田修一
【直木賞】浅田次郎伊集院静北方謙三桐野夏生高村薫林真理子東野圭吾、宮城谷昌光、宮部みゆき

関連写真

  • 第158回直木三十五賞にノミネートされた藤崎彩織氏 (C)澁谷征司
  • 第158回芥川龍之介賞にノミネートされた石井遊佳氏 (C)新潮社写真部
  • 第158回芥川龍之介賞にノミネートされた木村紅美氏 (C)森清
  • 第158回芥川龍之介賞にノミネートされた前田司郎氏
  • 第158回芥川龍之介賞にノミネートされた宮内悠介氏 (C)鐘ヶ江明日洋
  • 第158回芥川龍之介賞にノミネートされた若竹千佐子氏 (C)小林紀晴
  • 第158回直木三十五賞にノミネートされた彩瀬まる氏
  • 第158回直木三十五賞にノミネートされた伊吹有喜 (C)下林彩子
  • 第158回直木三十五賞にノミネートされた門井慶喜氏
  • 第158回直木三十五賞にノミネートされた澤田瞳子氏

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