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もう中学生、段ボール芸を続けるワケ にゃんこスターにラブコール「弟子にしてほしい!」

 「少々お待ちを〜」おなじみの甲高い声で呼びかけると、もう中学生(34)は折りたたんでいた状態の段ボールを手慣れた様子で開いていった。見ている側がほんわかとする、独特な世界観のネタを披露すると「急な展開でごめんね〜」と謝りながら、最後までニコニコ顔で舞台をあとにして、ルミネtheよしもとでの出番が無事に終了。出番後のもう中を訪ねると、深々と一礼をした後に「本当は音を使ったネタとかをやろうと思った時期もあったんですけど、なんだかんだで相変わらずのままです」と恥ずかしそうに頭をかいた。

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■段ボール芸一筋で芸歴15周年 深刻な“収納問題”を告白「一軒家が段ボールで…」

 2001年にNSC(吉本総合芸能学院)東京校7期生としてお笑いの世界に飛び込んだもう中。養成所時代から“段ボール芸”一筋でやってきて、今年でめでたく芸歴15周年を迎えた。「段ボール芸を思いついたきっかけですか…その当時、牛乳などを買いに行っていた薬局に段ボールが山積みになっていまして、漫才もコントも上手な人がたくさん(養成所に)いたので、それ以外の世の中でやっていないこと、プラス誰もできないようなことをやりたいなと思った時に、段ボールで表現できるかなと思いました。ネタの素になるものは、地元の長野で子どもの頃に見た景色が多いです」。

 コツコツとネタを作り続けて15周年。気づけば、家中が段ボールだらけになっていた。「全部で170〜180枚くらいだと思いますが、立体形ややぐらのようなもの、木材の作品などもあります。実家が一軒家なのですが、東京でも3階建ての一軒家を借りています。実家のひと部屋は段ボールで埋まっていますし、東京の一軒家も生活スペースにしている5畳の部屋以外は段ボールでいっぱい。だから、一軒家借りているのにすごく狭くて、最初に一人暮らしした時に借りた部屋くらいの圧迫感です」。深刻な収納問題を抱えているが「作りたいものがまだまだある。段ボールでやると決めたので…」と言葉に力を込める。

 2012年には、厳しい予選を勝ち抜いて大喜利の祭典『IPPONグランプリ』に参戦。来年は濱田めぐみ平原綾香のダブルキャストによる『メリー・ポピンズ』で、ミュージカルに初挑戦するなど、マルチな才能を開花させている。「段ボール芸以外のネタを考えたことは?」と向けてみると、ニコニコ顔からキリッとした表情に変わった。「これしかできないっていうのは、あるかもしれないです。音楽とかもどうかなと考えてみたんですけど、結局は取ってつけたようなものになって、自分の心から出たものじゃないので、ウソになっちゃうなって思って、ほかのことはできないなって思いました」。

■単独ライブは「ごほうび」 手応えのあった日は「景色が違って見えるんです」

 寝ても覚めても、頭の中は“お笑い”でいっぱい。この日の取材中も、ふとしたタイミングで「すみません、ちょっとメモってもいいですか?」と断りを入れると、メモ帳に「巨大バナナ」との文字を走らせた。「ちょうど今、ネタ作りで悩んでいるところだったんですけど、会話の中でいいこと思いつて、我慢できず…。お笑いの皆さんはそうだと思うのですが、お笑いのことをずっと考えているので、僕は毎日お笑いの夢を見るんです」と照れ笑い。机をひとつ挟んだ所にいた、お笑いコンビ・千鳥が席を外すと「実は…」と声をひそめがら、この取材の前日に見た夢を教えてくれた。

 「きのう見たのが、千鳥さんの夢でした。寝る前まで千鳥さんのDVDをずっと見ていたら、夢にも出てきてくれました(笑)。本当に落ち込んでいたので、それで元気出そうと思って見たら、本当に元気が出たんです。お笑いで落ち込んだ時も、お笑いで元気をいただいて、やっぱり自分もこうなりたいから頑張ろうと気持ちをリフレッシュさせています」。

 そんなもう中が「ごほうび」と位置づける、自身のやりたいことが詰まった単独ライブ『なべの主役、えのき 〜もう中学生単独ライブ・ザFINAL(2017の)〜』が、12月2日からスタート。「(本名の)丸田典幸、もう中学生ここにありというのをここで出すつもりです。単独ライブでは『ヒノノニトン』(軽トラック)を借りて行くのですが、帰り道に聞いているラジオがいつもと違って聞こえたり、家に帰ってきても、景色が違って見えるんです。自己満足だけじゃなく、きちんとお笑いをお届けできるように頑張ります」と気合十分だ。

 コント日本一を決める『キングオブコント2017』(KOC)で、結成5ヶ月にして準優勝したお笑いコンビ・にゃんこスターの芸風が、ネットを中心に「もう中学生のコンビ版」と話題となっていることについても聞いてみた。「ぜひ、いつかコラボしたいなと。プラス弟子にしてほしいです(笑)。ネタも拝見しましたが、非常に面白いなと思いました」と屈託のない笑顔で即答した。ルミネの出番では、自身のネタを「ドクターフィッシュに肩までつかったような笑い」と形容していたが、まさに言い得て妙。心にたまった角質がスッと取り除かれ、どこかこそばゆい感覚を覚えながらフッと笑みがこぼれる…。もう中学生は、これからも段ボールを相棒に、ニコニコ顔の奥に闘志をみなぎらせながら笑いの道をひた走る。

■単独ライブ『なべの主役、えのき 〜もう中学生単独ライブ・ザFINAL(2017の)〜』
東京公演:12月2日 ルミネtheよしもと
大阪公演:12月16日 YES THEATER
静岡公演:12月23日 沼津ラクーンよしもと劇場



関連写真

  • 段ボール芸へのこだわりを語ったもう中学生 (C)ORICON NewS inc.
  • 単独ライブ『なべの主役、えのき 〜もう中学生単独ライブ・ザFINAL(2017の)〜』を行うもう中学生 (C)ORICON NewS inc.
  • 単独ライブ『なべの主役、えのき 〜もう中学生単独ライブ・ザFINAL(2017の)〜』を行うもう中学生 (C)ORICON NewS inc.

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