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【17年4月期 コンフィデンス・ドラマ賞】「主演女優賞」に多部未華子、小川糸原作のゆるやかな人間ドラマで名演

 オリコンのグループ会社・oricon ME発行のエンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』が主催し、有識者と視聴者が共に支持する質の高いドラマを表彰する「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」が17年1月期(第8回)の結果を発表。「主演女優賞」は、小川糸著の同名人気小説を実写化した『ツバキ文具店〜鎌倉代書屋物語〜』(NHK総合)で主人公・雨宮鳩子を好演し、物語の世界観を見事に体現した多部未華子が受賞した。

『ツバキ文具店〜鎌倉代書屋物語〜』(NHK総合)での静やかな好演が評価された (C)NHK

『ツバキ文具店〜鎌倉代書屋物語〜』(NHK総合)での静やかな好演が評価された (C)NHK

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 同作は鳩子がケンカ別れした祖母の死をきっかけに、8年ぶりに鎌倉へ帰省し、祖母の後を継いで“代書屋=ツバキ文具店”を営む物語。依頼主が心の奥底に抱く思いを伝える代書の仕事や、文具店に集まる風変わりな人々とのふれあいを通して小さな幸せを見つけ、ゆっくりと成長していく様子を、多部は持ち前の演技力で静やかながら魅力的に演じてみせた。審査員からは、「多部さんくらいの歳でこの作品に溶け込める女優はそうそういない」(木村隆志氏/コラムニスト・コンサルタント)などと、ある日常を切り取った同作に流れる、優しくゆるやかな世界観を表現したことに対する賛辞が目立った。なお、多部の受賞コメントは以下の通り。

■主演女優賞:多部未華子

 主演女優賞ありがとうございます。大変光栄です。『ツバキ文具店〜鎌倉代書屋物語〜』は、それぞれに悩みを抱えた登場人物たちが周囲の人たちに支えられながら生きていく物語。主人公の鳩子もその中で少しずつ成長していきました。大きな事件は起きませんが、淡々とした中に人間ドラマが描かれていて、その世界観にとても共感しましたし、鳩子が相手のことを思いながら便箋や封筒を選ぶのも素敵だなと思いました。この作品で賞をいただくことができてとても嬉しいです。

【第8回「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」結果一覧】
作品賞:『リバース』(TBS系)
主演男優賞:小栗旬(『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』KTV・CX系)
主演女優賞:多部未華子(『ツバキ文具店〜鎌倉代書屋物語〜』NHK総合)
助演男優賞:東出昌大(『あなたのことはそれほど』TBS系)
助演女優賞:小池栄子(『母になる』日テレ系)
脚本賞:奥寺佐渡子氏、清水友佳子氏(『リバース』TBS系)
新人賞:新木優子(『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』KTV・CX系/『100万円の女たち』TX系)

対象作品・俳優は、NHK総合&民法キー局の国内制作で、3話以上・そのクール内に終了する作品と、NHK連続テレビ小説、NHK大河ドラマ、2クールにわたりオンエアされるシリーズ作品(放送終了タイミングに審査対象となる)。オリコングループの調査システム「オリコンモニターリサーチ」の登録者を対象にしたドラマ満足度「オリコンドラマバリュー」の結果と、ドラマに関する有識者及びマスコミのドラマ・テレビ担当者を審査員とした、6月30日の審査会で各賞を決定した。(主要となる「作品賞」、「主演男優・女優賞」の3部門以外は、審査員投票によって決定)

※「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」とは、オリコンのグループ会社oriconMEが発行する、週刊エンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』が主催し、有識者と視聴者が共に支持する「質の高いドラマ」を表彰する賞。視聴者の評価は、『コンフィデンス』が毎週、約700名を対象に調査しているドラマ満足度調査「オリコンドラマバリュー」の累積平均データを使用。審査員の投票結果と合計したうえで、最終的には有識者20名による審査会で決定する。

第8回「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」

関連写真

  • 『ツバキ文具店〜鎌倉代書屋物語〜』(NHK総合)での静やかな好演が評価された (C)NHK
  • 第8回「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」で「主演女優賞」に輝いた多部未華子(撮影:西岡義弘)

提供元:CONFIDENCE

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