昨年5月に亡くなった演出家・蜷川幸雄さん(享年80)が手がけた代表作の一つである舞台『ムサシ』が、来年2月に三回忌追悼記念公演として4年ぶりに再演されることが決定した。主演は引き続き藤原竜也(35)が務める。2014年に上演時、藤原が劇中の宮本武蔵と同じ35歳になったら「もう一度『ムサシ』をやろう」と蜷川さんと約束したメンバーが勢ぞろいする。
劇作家・井上ひさしさんが藤原にあて書きした本作は、2009年初演。10年、13年、14年に再演され、主演はいずれも藤原が務めてきた。重厚なテーマの中に笑いを盛り込んだエンターテインメントは海外の評価も高く、現時点でのべ5ヶ国9都市計171ステージで約17万人を動員する名作舞台となっている。
共演は佐々木小次郎役の溝端淳平(28)をはじめ、鈴木杏(30)、六平直政(63)、吉田鋼太郎(58)、白石加代子(75)らが再集結する。
藤原は「大変貴重なことに、井上ひさし先生が自分にあて書きしてくださった『ムサシ』には“レクイエム”の要素が詰まっています。昨年、蜷川さんがお亡くなりになり、来年三回忌を迎えます。そして今年、自分は35歳という劇中の宮本武蔵と同じ年齢になりました。今、この時に上演することにとても意味のある作品だと思います。しっかりと丁寧に演じたいです」と意気込む。
また、溝端は「『ムサシ』は命の尊さ、平和を願った戯曲です。前回から参加させていただいた僕も、日本だけじゃなく海外でこの戯曲の力に圧倒されました。韓国公演でカーテンコールの際、若い韓国の方が『日本と韓国もこうあるべきですね』と泣きながら拍手してくれたことが今でも目に焼き付いています。蜷川さんが作り上げ、残してくださったものを大切に大切にしながら、まい進したいと思います」とコメントした。
舞台『ムサシ』は来年2月〜3月、東京・Bunkamura シアターコクーン、埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホールほか、大阪、中国でも上演予定。
劇作家・井上ひさしさんが藤原にあて書きした本作は、2009年初演。10年、13年、14年に再演され、主演はいずれも藤原が務めてきた。重厚なテーマの中に笑いを盛り込んだエンターテインメントは海外の評価も高く、現時点でのべ5ヶ国9都市計171ステージで約17万人を動員する名作舞台となっている。
共演は佐々木小次郎役の溝端淳平(28)をはじめ、鈴木杏(30)、六平直政(63)、吉田鋼太郎(58)、白石加代子(75)らが再集結する。
藤原は「大変貴重なことに、井上ひさし先生が自分にあて書きしてくださった『ムサシ』には“レクイエム”の要素が詰まっています。昨年、蜷川さんがお亡くなりになり、来年三回忌を迎えます。そして今年、自分は35歳という劇中の宮本武蔵と同じ年齢になりました。今、この時に上演することにとても意味のある作品だと思います。しっかりと丁寧に演じたいです」と意気込む。
また、溝端は「『ムサシ』は命の尊さ、平和を願った戯曲です。前回から参加させていただいた僕も、日本だけじゃなく海外でこの戯曲の力に圧倒されました。韓国公演でカーテンコールの際、若い韓国の方が『日本と韓国もこうあるべきですね』と泣きながら拍手してくれたことが今でも目に焼き付いています。蜷川さんが作り上げ、残してくださったものを大切に大切にしながら、まい進したいと思います」とコメントした。
舞台『ムサシ』は来年2月〜3月、東京・Bunkamura シアターコクーン、埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホールほか、大阪、中国でも上演予定。
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2017/07/17