歌舞伎俳優の市川海老蔵(39)が23日、妻・麻央さんの死去を受けて、都内で会見を開いた。当初、会見時間は5〜10分を予定していたが、海老蔵の申し出により20分に延長。こらえきれず、何度も涙を流した海老蔵は「昨日の今日で何の準備もできていなくて」と最愛の妻の死に気持ちの整理が全くできていないことを明かした。 海老蔵は黒のスーツ姿で登場し、「昨日夜に妻、麻央が旅立ちました」と悲しみの報告。前日も舞台の本番で、この日も上演の合間に会見を行った。気丈に仕事をこなしたが、麻央さんの話をしていくうちに目は真っ赤に。最後の様子を「たまたま本当にたまたまなんですけれども、私がちょうど妻の前に座って呼吸が苦しそうだったので、『大丈夫かな』と思いました。一昨日まではしゃべれたんですけど昨日はしゃべれなかった。これは本当に不思議な話ですけれども、息を引き取る瞬間、彼女が『愛してる』と言ってくれた。『愛してる』と言ってそのまま旅立ちました」と語ると何度も目頭を拭い、「泣いちゃいますよね」と海老蔵は寂さを隠すためか少し笑った。
2017/06/23