第70回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品されるも、フランスでは劇場公開されないことから“映画の定義”を巡って論議を巻き起こしていたNetflixオリジナル映画『オクジャ/okja』。ここ日本でも配信限定の公開になるなか、渦中のポン・ジュノ監督が6月22日に来日記者会見を行い、クリエイターとしての考え方を語った。「映画館の大きなスクリーンでいろいろな人が集まって観るのがもっとも美しい姿であるという考えに変わりはありません。しかし、映画を観る方法にはさまざまな形があります。テクノロジーが発達した現在、映像はフルHD、4K、音響は7.1chサラウンドといったホームシアターで、家で映画を楽しむこともできる時代です。デジタル配信で映画を観るのもひとつの形です」
2017/06/22