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インド映画で活躍する日本人の女性撮影監督に密着 語りは中谷美紀

 女優の中谷美紀が、WOWOWオリジナルドキュメンタリー『ノンフィクションW カメラを持ったミューズ〜インド映画 撮影監督・中原圭子〜』(18日 後9:00)のナレーションを担当。収録後に番組の見どころを語った。

6月18日放送、WOWOWオリジナルドキュメンタリー『ノンフィクションW カメラを持ったミューズ〜インド映画 撮影監督・中原圭子〜』ナレーションを担当する中谷美紀(C)WOWOW

6月18日放送、WOWOWオリジナルドキュメンタリー『ノンフィクションW カメラを持ったミューズ〜インド映画 撮影監督・中原圭子〜』ナレーションを担当する中谷美紀(C)WOWOW

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 今回の“主人公”である中原圭子氏は、インド映画界で活躍する唯一の外国人女性撮影監督。年間映画製作本数が1200本以上というインド。映画産業の拠点都市ムンバイはハリウッドをもじって“ボリウッド”と呼ばれるほど、映画製作が盛んだ。日本でインド映画といえば、ダンスシーンの印象だが、いまはシリアスなヒューマンドラマの人気が高く、中原氏は女性ボクサーの伝記映画『Mary Kom(原題)』で注目される存在となった。

 インド映画のトレンドにこたえる、中原の真骨頂である自然光を活用した繊細な映像と、20キロを超えるカメラを担いで俳優の間を動き回る撮影手法が彼女の武器。しかし一方で、人気撮影監督になったいまでも、彼女はインド映画界で外国人女性というマイノリティー。厳しい現実にさらされながらも、日本人らしいしなやかさと女性独特の感性でボリウッドを支える“ミューズ”として輝く、中原氏の創作現場に、番組は密着した。

 中谷は「同じ映画界に携わる者として感銘を受けました。芝居を撮ろう、ストーリーを表現しようという中原さんの姿勢、たたずまいが美しくて、ほれぼれしてしまいました。そんな素敵な姿が、視聴者の方にも伝わるようナレーションに臨みました」。彼女自身、十数年前に3か月以上インドを単身で旅し、その際のエピソードをまとめた著書があり、日本にはない混沌とした姿に魅力を感じたものの、「インドは仕事をする場所ではない」と思っていただけに、日本では考えられないような出来事が日常的におこるインドで、中原氏がプロフェッショナルとして働く姿は印象的だったと中谷。

 「インドにおいて出身や立場で越えられない壁がまだ残っていますし、またボリウッド映画では振付家の意見がものすごく尊重されている。でもそんな環境を変えたいと思っている監督が、撮影現場で中原さんに『君はどうしたいんだ、何を撮りたいんだ』と問われていたのが印象的で。女性であれ、外国人であれ、日本人であれ、そんなことは関係なくみんなが平等にものを作るもの同士として扱われていた。それだけ中原さんに魅力、腕があって、皆さんに愛されているからこそ信頼するスタッフが集まってくるのだと思いました。

 中原さんがずっと若い頃から夢見ていらした映画に携わるという夢を、生まれ育った日本ではなく、インドという国でかなえられていることは、多くの方々に勇気を与えると思います。夢はかなううというか、願っていればなんでも成し遂げられるんだなということを中原さんが身をもって私たちに伝えています。何か新しい扉を開くきっかけになる」と話していた。

 中谷は、同局で今秋放送予定の『連続ドラマW 東野圭吾「片想い」』を撮影中。東野圭吾氏の同名小説をドラマ化するもので、中谷が性同一性障害の主人公を演じる。

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  • WOWOWオリジナルドキュメンタリー『ノンフィクションW カメラを持ったミューズ〜インド映画 撮影監督・中原圭子〜』6月18日放送(C)WOWOW
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