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【ひよっこ】ヒロインの幼なじみの美少女、佐久間由衣「毎日できることを探している」

 NHKで放送中の連続テレビ小説『ひよっこ』(月〜土 前8:00 総合ほか)で、ヒロインの幼なじみで同級生の助川時子を演じている佐久間由衣(22)。身長170センチでスラっとした手足…、劇中で“奥茨城村一番の美少女”という設定も納得の誰にも似ていない存在感で、観る者をひき付ける。

NHK連続テレビ小説『ひよっこ』ヒロインの幼なじみ・時子役で注目を浴びる佐久間由衣(C)ORICON NewS inc.

NHK連続テレビ小説『ひよっこ』ヒロインの幼なじみ・時子役で注目を浴びる佐久間由衣(C)ORICON NewS inc.

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 きっかけはスカウトだった。「映画が好きで、お芝居に興味はあったんですけど、自分から踏み込む勇気が持てずにいた」ところ、思いがけない幸運に恵まれた。その後、雑誌『ViVi』専属モデルオーディションでグランプリを獲得(2013年)。フジテレビ『トランジットガールズ』(15年)でドラマ初出演、連続ドラマ初主演を経験し、オーディションで『ひよっこ』のメインキャストの座をつかんだ。

 時子は、みね子(有村架純)とは対照的に気が強い性格だが、父親が失踪したみね子を明るく励ますやさしい女の子。卒業後は集団就職でみね子とトランジスタラジオの工場で働いているが、いつかは女優になるという夢を持っている。第7週ではオーディションにも挑戦し、結果はうまくいかなかったが、時子が落ち込んでいる時は、みね子と、同じく幼なじみで一緒に上京した角谷三男(泉澤祐希)が励ます、3人の友情への共感、憧れもドラマの魅力のひとつだ。

 「時子は自分に自信があるというより、自分がしっかりしなきゃ、という意識から強がっているところもあって、ここぞというところでヘマをしてしまったりするところがあるんですよね。みね子のほうが奥手でおっちょこちょいだから、時子が引っ張っていくことが多いけれど、うまく弱音を吐くことができない時子の気持ちを気づいてくれるのがみね子と、三男。すてきな関係性なので、時子を演じることができてうれしいです」

 撮影が始まって8ヶ月。「今できることを精一杯やることが、今の私にできることだと思っています。毎日、できることは何かないか、と探しています。これだけ長い期間、一人の人間のことを考えて、お芝居をする機会もなかなかないと思うので、すごく勉強させてもらっているので大切にしたいです」。

 『ひよっこ』が描く高度経済成長期は日本人の食生活の洋風化が急速に進んだ時期でもあり、物語としてもみね子が給料をもらうたびに通っている赤坂の洋食屋「すずふり亭」の存在が大きくなっていく。

 佐久間の一番好きな食べ物が“洋食”の王様、カレーライスらしく、第5週、上京して就職先の女子寮で最初に食べたカレーライスが印象に残っているという。思い出したのは、実家のカレーライス。「ルーにすりおろした玉ねぎとりんごを入れて、ドロドロ煮込んだチキンカレーなんですが、ちょっと甘くっておいしいです。わが家のカレーが一番です」。

 『ひよっこ』の放送が始まってから、毎年、“美少女タレントの登竜門”として注目を集めるゼクシィCMガール(10代目)に選ばれるなど、注目度も急上昇中。

 「自分が好きなことをやりなさい、と勧めてくれた親も、毎朝『ひよっこ』を観て少しは安心してもらえているのではないかな、と思っています。今は、時子を最後までやり遂げることが最優先で、時子の成長をどう表現していくかが、課題でもあるのですが、『ひよっこ』のほかにも、いろいろな報告ができるように頑張りたいです」。

関連写真

  • NHK連続テレビ小説『ひよっこ』ヒロインの幼なじみ・時子役で注目を浴びる佐久間由衣(C)ORICON NewS inc.
  • 女優になる夢を抱き、集団就職で上京した助川時子(佐久間由衣)(C)NHK
  • 第7週(第41回)より。久々に集まった幼なじみ3人。銀ブラを楽しんだあと、東京・日比谷公園で時子(佐久間由衣)は今の正直な気持ちを打ち明ける。左がみね子(有村架純)、右が三男(泉澤祐希)(C)NHK

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