米俳優ブラッド・ピットが自ら主演&プロデュースしたNetflixオリジナル映画『ウォー・マシーン:戦争は話術だ!』のプロモーションのため来日し、22日に都内で記者会見に臨んだ。プロモーション来日は映画『フューリー』以来、2年6ヶ月ぶり11度目。この間、私生活ではアンジェリーナ・ジョリーとの離婚騒動もぼっ発したが、見た目にも健康そうで顔立ちもスッキリとした印象。長時間の移動の疲れもみせず、笑顔で登壇したピットは「今夜、何を食べようか、と考えていたので、一瞬、質問を忘れました」などと時折、冗談を交えながらも、作品に込めた思いを熱心に語った。
「この作品を僕らは誇りに思っている」と、ピットが主演とプロデューサーを兼務した本作は、アフガニスタン駐留米軍の司令官に任命されたゴリゴリの職業軍人を主人公の栄光・衰退と、魑魅魍魎がうごめく現代の戦争の裏側を描いた衝撃作。原作は実在の陸軍将軍スタンリー・マクリスタルに密着した、マイケル・ヘイスティングのルポルタージュ『The Operators(原題)』で、ピット率いる製作会社「Plan B」が映画化権を取得し、デビッド・ミショッドに脚本化と監督を依頼。Netflixと組んで完成させ、今月26日からオンラインストリーミング配信開始となる。
ピットは、「この作品について語る機会を与えてもらい、うれしく思っています」とあいさつ。「Netflixと組まなかったら、この作品は作られることがなかったか、6分の1の予算で小さく作っていただろう。現在のハリウッドで、この手の作品を作るのは難しい。いま、Netflixのような配信サービスが伸びてきているのは、良いコンテンツを世に送り出しているからにほかならない。リスクを負って、野心と良心のあるストーリーを世に投げかけているし、フィルムメーカーにもチャンスを与えている。僕らにとってもNetflixにとっても大胆な作品が作れたと思う。満足に思っています」と自信たっぷりにスピーチした。
9・11テロをきっかけに火ぶたが切られた戦争から8年が経過した、2009年のアフガニスタンから始まる物語。オバマ大統領は混迷が続く戦いを収束させるべく、歴戦の英雄グレン・マクマーンを司令官として送り込む。腹心の部下たちを引き連れて意気揚々と着任したマクマーンは「平和で自由な国作り」という理想に向かって猪突猛進するのだが…。戦争をめぐる不条理が、皮肉たっぷりに描写されていく。
ピットは「最初はマクマーン個人について描き、ストーリーが進むにつれて、アフガニスタンの戦争そのものや、アメリア大統領、ペンタゴン、ホワイトハウスの興味はどこに向かっているのか、マスコミの追及、民間人の命が失われるというシリアスな方向にも広がって、さまざまな質問を投げかけていく。マクマーンは『戦争に勝つ』というが、勝利をどう定義するのか。僕らにもさまざまな疑問があったので、この映画を作ることにしたんだ」。
用意した椅子からあふれるように、床に座り込んだ記者やカメラマンを前に、終始、上機嫌だったピット。ひと通り、作品について語り終えると、満足そうな表情を見せ、降壇間際には「どうも、ありがとう」と日本語で感謝の気持ちを伝えたほど。記者会見にはミショッド監督、Plan Bの仲間である、デデ・ガードナー、ジェレミー・クライナーも出席。日本を含め7ヶ国からムービー30台、スチール85人、記者50人が取材に訪れていた。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
「この作品を僕らは誇りに思っている」と、ピットが主演とプロデューサーを兼務した本作は、アフガニスタン駐留米軍の司令官に任命されたゴリゴリの職業軍人を主人公の栄光・衰退と、魑魅魍魎がうごめく現代の戦争の裏側を描いた衝撃作。原作は実在の陸軍将軍スタンリー・マクリスタルに密着した、マイケル・ヘイスティングのルポルタージュ『The Operators(原題)』で、ピット率いる製作会社「Plan B」が映画化権を取得し、デビッド・ミショッドに脚本化と監督を依頼。Netflixと組んで完成させ、今月26日からオンラインストリーミング配信開始となる。
ピットは、「この作品について語る機会を与えてもらい、うれしく思っています」とあいさつ。「Netflixと組まなかったら、この作品は作られることがなかったか、6分の1の予算で小さく作っていただろう。現在のハリウッドで、この手の作品を作るのは難しい。いま、Netflixのような配信サービスが伸びてきているのは、良いコンテンツを世に送り出しているからにほかならない。リスクを負って、野心と良心のあるストーリーを世に投げかけているし、フィルムメーカーにもチャンスを与えている。僕らにとってもNetflixにとっても大胆な作品が作れたと思う。満足に思っています」と自信たっぷりにスピーチした。
9・11テロをきっかけに火ぶたが切られた戦争から8年が経過した、2009年のアフガニスタンから始まる物語。オバマ大統領は混迷が続く戦いを収束させるべく、歴戦の英雄グレン・マクマーンを司令官として送り込む。腹心の部下たちを引き連れて意気揚々と着任したマクマーンは「平和で自由な国作り」という理想に向かって猪突猛進するのだが…。戦争をめぐる不条理が、皮肉たっぷりに描写されていく。
ピットは「最初はマクマーン個人について描き、ストーリーが進むにつれて、アフガニスタンの戦争そのものや、アメリア大統領、ペンタゴン、ホワイトハウスの興味はどこに向かっているのか、マスコミの追及、民間人の命が失われるというシリアスな方向にも広がって、さまざまな質問を投げかけていく。マクマーンは『戦争に勝つ』というが、勝利をどう定義するのか。僕らにもさまざまな疑問があったので、この映画を作ることにしたんだ」。
用意した椅子からあふれるように、床に座り込んだ記者やカメラマンを前に、終始、上機嫌だったピット。ひと通り、作品について語り終えると、満足そうな表情を見せ、降壇間際には「どうも、ありがとう」と日本語で感謝の気持ちを伝えたほど。記者会見にはミショッド監督、Plan Bの仲間である、デデ・ガードナー、ジェレミー・クライナーも出席。日本を含め7ヶ国からムービー30台、スチール85人、記者50人が取材に訪れていた。
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2017/05/22