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夏木マリ、10年ぶり映画主演 東日本大震災後の家族の物語『生きる街』

 女優・歌手の夏木マリ(65)が2018年春公開予定の映画『生きる街』で、『髪がかり』(2008年)以来10年ぶりとなる映画主演を飾ることが15日、明らかになった。日本映画初出演となる韓国のロックバンド・CNBLUEのギター&ボーカル、イ・ジョンヒョンを共演に迎え、宮城・石巻市を舞台に東日本大震災後の家族の物語を描く。

映画『生きる街』で10年ぶりの映画主演を果たす夏木マリ

映画『生きる街』で10年ぶりの映画主演を果たす夏木マリ

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 自らが生まれ育った海沿いの町で、漁師の夫、2人の子どもと幸せに過ごしていた佐藤千恵子(夏木)の暮らしは、2011年3月11日を境に一変。夫はあの日から帰ってこず、千恵子は避難所生活を経て民泊の営業に乗り出すが、家族の心はすれ違い始めていた。被災のトラウマから子供を持つことを恐れる娘の香苗と、何でも震災のせいにして人生から逃げる息子の哲也。そんな家族の前に、かつて同じ町に住んでいたドヒョン(イ・ジョンヒョン)が韓国からやって来る。ドヒョンが語った知られざる夫の姿から、止まっていた家族の歯車がゆっくりと動き出すのだった―。

 これまで被災者支援ライブを行うなど復興に尽力し、同作の内容に共鳴し出演を快諾したという夏木。「千恵子のような女性を演じてみたいと思っていたので、千恵子の強さ、弱さにすぐ共感し、それにあわせて、日本人として忘れてはならない震災をテーマにした作品でしたので、演らせていただきたいと思いました」と役への思い入れを明かした。

 物語のキーマン、ドヒョン役のジョンヒョンは「初めての日本映画への出演ではありましたが、夏木マリさんは撮影現場で私の日本語の発音を直していただいたり、とても私をサポートしてくださり、感謝の気持ちで一杯です」と夏木への思いを明かす。続けて「この場所(石巻)で大きな災害に遭われたということを考えると、とても胸が苦しくなりますが、その日を乗り越え、今力強く生きている多くの方々と出会えたことは僕の財産にもなっています」と撮影を振り返っている。

 メガホンをとる榊英雄監督は俳優として過去に映画『新・仁義なき戦い』、ドラマ『夜行観覧車』などで夏木と共演経験がある。念願かなっての“再共演”に「どうしても夏木さんと、お仕事がしたかった。一緒に過ごしたかった。それが叶いました。監督冥利に尽きます! マリさん、愛してます」と、喜びあらわに語った。

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  • 映画『生きる街』に出演するCNBLUEのイ・ジョンヒョン

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