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「土曜ワイド劇場」「日曜洋画劇場」が消滅 いまテレビに求められているものとは

 テレビ朝日は7日、東京・六本木の同局で4月からの改編説明会を開き、長年親しまれてきた「土曜ワイド劇場」「日曜洋画劇場」の消滅について、総合編成局の西新局長は「枠タイトルにこだわらず、フレキシブルに対応したい。娯楽性や話題性の高い映画やドラマは特番で放送していくなど、その都度編成」していく方針を示した。

『サタデーステーション』を担当する高島彩(左)と『サンデーステーション』を担当する長野智子

『サタデーステーション』を担当する高島彩(左)と『サンデーステーション』を担当する長野智子

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 これまで、2時間ドラマや映画を放送してきた週末の夜。「土曜ワイド劇場」は1977年から40年、「日曜洋画劇場」は1966年に「土曜洋画劇場」としてスタートしてから50年。同局の歴史ともにあった看板を下ろし、4月からは、土日の午後8時54分から1時間、大型ニュース情報番組『サタデーステーション』『サンデーステーション』を生放送することに。報道に大きく舵を切ることについて、赤津一彦編成部長は次のように説明した。

 「月曜から金曜に放送している『報道ステーション』が好評をいただいている中、休日にも視聴者のニーズがあると考えた。また、近年異常気象による災害や地震、世界的な事件も多発し、テレビにライフラインとしての役割をいままで以上に求められていることを踏まえて、ニュース情報番組を編成することにしました。インターネットでニュースがあふれる中で、まとめる報道番組の必要だと考えています」。

 『サタデーステーション』では、フリーアナウンサーの高島彩がメインキャスターを務め、ディーン・フジオカ(不定期出演)や歴史学者・磯田道史氏(隔週出演)らとともに1週間のニュースの総まとめを独自の切り口で行っていく。『サンデーステーション』では、『報道ステーションSUNDAY』の長野智子がメインキャスターを務め、日曜日のスポーツも速報で伝えていく。

 映画は有料チャンネルや映像配信サービスで、好きな作品を好きなタイミングで観ることが浸透しつつあることもあり、地上波テレビで映画を放送することにこだわる必要性がなくなっているのも事実。ただ、「2時間ドラマを辞める選択肢はなかった」と西局長。日曜の午前10時からドラマ枠「日曜ワイド」を新設し、数々のヒット番組を生み出してきた『土曜ワイド劇場』の経験とノウハウを活用し、ミステリー作品を中心としたエンターテインメント作品を放送していく。

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