『かもめ食堂』や『めがね』などのヒット作で知られる、荻上直子監督の5年ぶりの新作『彼らが本気で編むときは、』が、2月25日より公開された。今作は、生田斗真演じるトランスジェンダーの主人公・リンコを中心に、新しい家族の形を描いた人間ドラマ。国内はもちろん、海外の映画賞でも高評価を得る荻上監督が、第2章スタートの狼煙を上げる意欲作だ。この制作過程では、自身のプライベートでの環境の変化もさることながら、作り手にとって生きづらくなった日本映画界の現状を、身をもって痛感したという。今作にかける思いを聞いた。■オリジナル脚本で映画を撮ることの難しさを実感