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藤村俊二さん長男「息子でいられて幸せでした」 父との最期の会話明かす

 心不全のため1月25日に82歳で亡くなった俳優・藤村俊二さんの長男・亜実さんが1日、都内で会見を行った。生前、俊二さんが遺していた“手書きメモ”を持参し「特に印象に残ったものを読み上げさせていただきます。『塩どき このまま此処に居ては格好悪くなると思って、奥処からいなくなる時』(原文ママ)」とかみしめるように読み上げた。

藤村俊二さん(右)の思い出を語った長男・亜実さん (C)ORICON NewS inc.

藤村俊二さん(右)の思い出を語った長男・亜実さん (C)ORICON NewS inc.

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 2015年10月に小脳出血で倒れて以降、病院でリハビリ生活を送っていたといい「最初の頃は意識がありましたので『こんな形で仕事を続けるのは、迷惑がかかるので一旦お休みしましょう』ということで、親父の気持ちと番組の方のご意向も踏まえて(休養)させていただきました」と説明。最期の会話については「父に『親父でいてくれて、ありがとう。息子でいれて幸せでした』と話したら、父も『オレもだ』と言ってくれました」と目を潤ませた。

 闘病生活中、弱音を吐くことはなかったといい「歩くことや手足を動かすことはできたのですが、ものを食べるリハビリを主にしていました。でも、苦しんでいる表情をしていなかったんですよね。どうやったら、親父のように生きられるのかなと思っていました。本当に父のことを悪く言う人がいなくて、自然と人が集まっていました」と讃えた。

 すでに近親者のみで密葬を済ませているそうで「おかげさまで、親族16人と父の同級生や芸能人の方などを含めて、全部で30〜35人くらいで本日密葬を執り行うことができました」と報告した上で「(闘病中は)ずっと付きっきりでしたので、子どもの頃の親子関係のような感じに戻ることができて、それがすごく幸せでした」と亡き父を偲んでいた。

 藤村さんは1934年、神奈川県鎌倉市生まれ。早稲田大学を中退後、東宝芸能学校を卒業。「おヒョイさん」の愛称とともに軽妙な語り口と飄々(ひょうひょう)としたキャラクターで親しまれ、『ぴったしカンカン』などのバラエティー番組や、俳優としてドラマ『王様のレストラン』、映画『デスノート』に出演するなど幅広く活躍。2015年12月、ナレーターを務めていた日本テレビ系『ぶらり途中下車の旅』を降板し、以降は療養生活を送っていた。

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  • 藤村俊二さん(右)の思い出を語った長男・亜実さん (C)ORICON NewS inc.
  • 藤村俊二さん(写真は公式サイトより)
  • 藤村俊二さん(写真は公式サイトより)

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