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佐々木蔵之介、三島由紀夫原作『美しい星』参戦 謎の代議士役

 俳優の佐々木蔵之介(48)が、三島由紀夫による1962年発表のSF小説を実写化した映画『美しい星』(2017年5月公開)に出演していることが24日、わかった。

『美しい星』で謎の代議士秘書を演じる佐々木蔵之介 (C)2017「美しい星」製作委員会

『美しい星』で謎の代議士秘書を演じる佐々木蔵之介 (C)2017「美しい星」製作委員会

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 原作は、刊行当時「平凡な家族が、ある日突然“宇宙人”に覚醒する」という前衛的な設定で世間を戸惑わせ、その後右肩上がりに熱狂的ファンを獲得。「映画監督になりたいというより、『美しい星』を監督したいと思っていました」という吉田大八監督(『桐島、部活やめるってよ』)がメガホンをとり、舞台を現代に置き換えるという大胆不敵な脚色に挑む。

 主役の“当たらない”で有名なお天気キャスター・大杉重一郎(火星人)をリリー・フランキー、その長男でフリーターの一雄(水星人)を亀梨和也、長女で美しい女子大学生・暁子(金星人)を橋本愛、専業主婦の妻・伊余子(地球人)を中嶋朋子が演じる。

 佐々木が演じるのは、謎の代議士秘書・黒木克己。一雄を秘書にスカウトし、やがて大杉家との距離を縮めていくことになるが、果たして黒木は敵か味方か、彼の目的は何なのか。そして彼は人間なのか宇宙人なのか?

 映画青年だった吉田監督と同様、演劇青年だった佐々木も、大学在学中に原作を読んで夢中になった一人。未知の宇宙生物を多々演じてきたこと、大学在学中から劇団『惑星ピスタチオ』の看板俳優として活動したことなどを語り、「奇跡なのか‥運命なのか‥本作品で吉田大八監督と初めて仕事をします。人間離れした吉田組のスタッフ・キャストにより、至高の三島由紀夫作品となりました」と手応えをにじませた。

 吉田監督は、以前から佐々木を“怪しい”と思っていたと打ち明け、「小さな頭や長い手足のことを言っているのではありません。眼です。蔵之介さんの眼は、いわゆる“目高”についていながら、はるか宇宙の彼方からこの星を俯瞰で見下ろしているような、眼です。と思ったらウィキペディアにも同じようなことが書いてあったので、やっぱり間違いないです」とコメント。「蔵之介さんの今後の地球上での生活のことはさておき、映画にとってはたいへん幸運なことでした」と出演を喜んでいる。

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