俳優の長谷川博己が7日、東京・渋谷のNHKで9月24日スタートの土曜ドラマ『夏目漱石の妻』(毎週土曜 後9:00、連続4回)の試写会に出席。かつて千円札の絵柄にもなった夏目金之助(漱石)を演じた長谷川は「誰もが知っている文豪ですので、ものすごくプレッシャーでした」と振り返った。
夏目漱石の妻・鏡子さんの回想記『漱石の思い出』(筆録:松岡譲)を原案に、脚本家の池端俊策氏が、漱石と鏡子が夫妻として成長していく姿をエンターテインメント・ホームドラマとして描いた作品。主人公の鏡子を尾野真千子が演じる。
長谷川は池端氏と初対面した際に「目の前で見るとこんなに背が大きいんだね。夏目漱石は背が低かったし、それがコンプレックスでもあったから…」と言われたことを明かし、「どういう意味? まさか配役が変わるんじゃないかと心配になった」とぶっちゃけた。
なぜなら漱石役が決まってから、漱石の小説はもちろん、漱石に関する資料を読み漁り、高校の教師として赴任した熊本をお忍びで訪ねるなど、入念な準備を進めていたという。無事、撮影が始まってからは「僕がどんな芝居をしても尾野さんが返してくれて、そのキャッチボールが楽しくて、不安を忘れさせてくれた」と話し、隣席の尾野に視線を送った。
尾野も「長谷川さんと芝居で交わっていくのが楽しくて。せりふを覚えるのも苦じゃなかった。いつも楽しく現場にいられたから、(試写を)観ても楽しくて。撮影時の感じたことは嘘じゃなかったんだと思いました」と語り、作品に自信をのぞかせた。
演出を担当した柴田岳志氏はなかなか「カット」をかけないタイプで、現場では尾野と長谷川のアドリブによる芝居の“延長戦”がたびたび見られたという。柴田氏は「2人とも役になりきってくれて。アドリブ部分を生かして編集しています」と絶讃。
尾野は「脚本の流れでそのまま芝居が続いちゃって。長谷川さんが感動的な言葉を出してくれるから、それについていけばいいと思っていた」と話すと、長谷川は「いろいろ資料を読んで頭に入れていたので、予め考えていたわけではなく、流れの中で漱石が言った言葉などが、ポンとアドリブで出ることはありました」と、さまざまな準備が実を結んだ充足感をにじませていた。
試写会には、鏡子の父・中根重一役で出演する舘ひろし、鏡子のいとこ・山田房子役の黒島結菜も出席した。
夏目漱石の妻・鏡子さんの回想記『漱石の思い出』(筆録:松岡譲)を原案に、脚本家の池端俊策氏が、漱石と鏡子が夫妻として成長していく姿をエンターテインメント・ホームドラマとして描いた作品。主人公の鏡子を尾野真千子が演じる。
長谷川は池端氏と初対面した際に「目の前で見るとこんなに背が大きいんだね。夏目漱石は背が低かったし、それがコンプレックスでもあったから…」と言われたことを明かし、「どういう意味? まさか配役が変わるんじゃないかと心配になった」とぶっちゃけた。
なぜなら漱石役が決まってから、漱石の小説はもちろん、漱石に関する資料を読み漁り、高校の教師として赴任した熊本をお忍びで訪ねるなど、入念な準備を進めていたという。無事、撮影が始まってからは「僕がどんな芝居をしても尾野さんが返してくれて、そのキャッチボールが楽しくて、不安を忘れさせてくれた」と話し、隣席の尾野に視線を送った。
尾野も「長谷川さんと芝居で交わっていくのが楽しくて。せりふを覚えるのも苦じゃなかった。いつも楽しく現場にいられたから、(試写を)観ても楽しくて。撮影時の感じたことは嘘じゃなかったんだと思いました」と語り、作品に自信をのぞかせた。
演出を担当した柴田岳志氏はなかなか「カット」をかけないタイプで、現場では尾野と長谷川のアドリブによる芝居の“延長戦”がたびたび見られたという。柴田氏は「2人とも役になりきってくれて。アドリブ部分を生かして編集しています」と絶讃。
尾野は「脚本の流れでそのまま芝居が続いちゃって。長谷川さんが感動的な言葉を出してくれるから、それについていけばいいと思っていた」と話すと、長谷川は「いろいろ資料を読んで頭に入れていたので、予め考えていたわけではなく、流れの中で漱石が言った言葉などが、ポンとアドリブで出ることはありました」と、さまざまな準備が実を結んだ充足感をにじませていた。
試写会には、鏡子の父・中根重一役で出演する舘ひろし、鏡子のいとこ・山田房子役の黒島結菜も出席した。
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2016/09/07