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天海祐希、15年ぶり海外映画祭へ 遊川和彦監督『恋妻家宮本』

 脚本家の遊川和彦氏が映画初監督を務める『恋妻家宮本』(2017年1月28日公開)が、第40回モントリオール世界映画祭の新人監督を発掘することを目的とする“ファースト・フィルムズ・ワールド・コンペティション部門”に正式出品されることが決定した。

クランクアップの様子。左から天海祐希、遊川和彦監督、阿部寛

クランクアップの様子。左から天海祐希、遊川和彦監督、阿部寛

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 9月に開催される同映画祭での公式上映にて、初めて海外にお披露目となり、主演の天海祐希が遊川監督とともに映画祭に参加する予定。天海祐希は、過去の海外映画祭への参加は『狗神』(2001年)以来、実に15年ぶり。天海は出品決定に「とても嬉しいー!遊川さんのこの作品での『大切な事は、正しい事よりも優しい事』というメッセージが、たくさんの方々に伝わると嬉しいです」とコメントしている。

 60歳・還暦にして新人監督となる遊川監督は、初の海外映画祭進出。同部門で受賞となれば日本人初の快挙となる。

◆遊川和彦監督コメント
 ぼくはクラクンイン前「この映画でアカデミー賞を取る」と、キャストスタッフに宣言しました。それぐらいの理想を持って作らなあかんやろと覚悟を示したかっただけなんですが、それよりも重松清さんの原作『ファミレス』のなかの「正しい選択よりもやさしい選択を選ぼう」というメッセージを世界中の人に伝えたかったからなんです。
 自分が「正しい」と信じ、他者の意見に耳を貸さない人間が増え続け、テロや差別などが溢れ返っている今だからこそ、世界中の一人でも多くの人に「正しさ」よりも「やさしさ」が大切なんだと知ってもらいたい。だから、こんなぼくの願いを思いがけない早さで叶えてくれたモントリオールの「やさしい」人たちに心から感謝です。
 これから一人でも多くの人に「恋妻家宮本」を、阿部さん天海さんたちの楽しくすばらしい演技を観てもらえるようがんばらねば。

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