NHK・BSプレミアムできょう10日よりスタートする連続ドラマ『受験のシンデレラ』(毎週日曜 後10:00、全8回)に主演する俳優の小泉孝太郎(38)がORICON STYLEのインタビューに応じた。同局の連続ドラマ初主演に「20代の頃は主演なんてできないし、自分には無理だろうと本当に思っていました。いまでも主演の話をいただくと、なんて幸せなんだろうって思います」と明かした。
政治家一家に生まれるも、父・純一郎氏が内閣総理大臣に就任した2001年に芸能界入り。「学生時代から思っていたことですが、“小泉孝太郎”になるのが、一生をかけての課題だと思っていました。自分自身として生きていくためには個人で勝負しなきゃいけない。そういう意味で過酷でしたけど、芸能界に入ってよかったと思っています」。
昨年は『下町ロケット』で主人公と対立する経営者役を演じ、その悪役ぶりが話題となったのをはじめ6本のドラマに出演。今年1月期は『警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室〜』(テレビ東京)で主演を務めた。4月からはフジテレビ系『モシモノふたり〜タレントが“おためし同居生活”してみました〜』で全国放送のレギュラーバラエティー番組の司会もしており、8月5日(現地時間)に開幕するるリオデジャネイロオリンピックでは、テレビ東京のメインキャスターを務める。もはや「親の七光り」と言われることもない。自らの努力と才能で活躍している。
「10年前には、こんな10年後になっているなんて、想像つかなかった。役者としてやっていけるのか、不安もありましたけど、地道にいろいろな経験をさせていただいて、ある時期、それまでできなかったことがポーンとできるようになったり、せりふを言いながらいままで見えなかった景色が見えたり、それを成長と言うのかもしれないですけど、俳優として充実した時間を過ごせていると思います。ドラマや映画だけだったらいまの僕はなかったかもしれませんね。バラエティーやスポーツ、ラジオなど、いろんな仕事で経験したことが演技の引き出しになっているような気がします」。
奇しくも38歳の誕生日に初回が放送される『受験のシンデレラ』では、カリスマ予備校講師の座を追われ、“人生の希望を失った男”五十嵐透を演じる。働らきながら定時制高校に通う“夢を見ることを忘れた女子高生”遠藤真紀(川口春奈)と出会った五十嵐は、わずか1年で、真紀を難関・東大に合格させると宣言。2人の無謀ともいえる挑戦を描く。原作は、精神科医の和田秀樹氏が自ら監督した同名映画。
「映画化されているので、プレッシャーはすごくありました。ただ今回の脚本がすばらしくて、何度読んでも泣いてしまうんです。いつもでしたら、この五十嵐という男をどう演じればいいんだろうと考えるんですけど、今回、脚本にあるせりふを視聴者の皆さんにどう伝えたらいいんだろう、伝えなきゃ、という思いに駆られまして、意識が一つ大きく変わりました」。
相手役の川口とは今回が初共演。「すばらしい感受性を持った人だと思うし、何かに例えるならスーパーボール。すごく弾んで思いがけない感じで自分に返ってくる。ものすごく触発されるものがあります」と称賛した。
「撮影に入る前は、受験生とか若い10代の方に向けたメッセージが強いのかなって思ってたんですけど、実はそれだけではなく、社会に出た僕らが観ても何かぐっとこみ上げてくるようなものがたくさんあって、これは撮影に入ってからの大きな誤算でした。生きるってなんだろう、答えは出ないかもしれないですけど、そういうことまで爽快感を持ちながら感じさせてくれる作品と出会えたなって、とてもこの作品と出会えた幸せを感じています」。
ところで、「脚本を読みながら泣いている」って、涙もろい? 「年々、涙もろくなっているかもしれないですね(笑)。ラグビー日本代表にとっての初の天覧試合を観て泣きましたね、天皇皇后両陛下の前で勝ちたかっただろうなって。将棋の電王戦で山崎隆之八段が人工知能の『PONANZA』に2連敗した時も泣きました。悔しくて」と涙もろいというより、負けず嫌いな一面をかいま見せていた。
政治家一家に生まれるも、父・純一郎氏が内閣総理大臣に就任した2001年に芸能界入り。「学生時代から思っていたことですが、“小泉孝太郎”になるのが、一生をかけての課題だと思っていました。自分自身として生きていくためには個人で勝負しなきゃいけない。そういう意味で過酷でしたけど、芸能界に入ってよかったと思っています」。
昨年は『下町ロケット』で主人公と対立する経営者役を演じ、その悪役ぶりが話題となったのをはじめ6本のドラマに出演。今年1月期は『警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室〜』(テレビ東京)で主演を務めた。4月からはフジテレビ系『モシモノふたり〜タレントが“おためし同居生活”してみました〜』で全国放送のレギュラーバラエティー番組の司会もしており、8月5日(現地時間)に開幕するるリオデジャネイロオリンピックでは、テレビ東京のメインキャスターを務める。もはや「親の七光り」と言われることもない。自らの努力と才能で活躍している。
「10年前には、こんな10年後になっているなんて、想像つかなかった。役者としてやっていけるのか、不安もありましたけど、地道にいろいろな経験をさせていただいて、ある時期、それまでできなかったことがポーンとできるようになったり、せりふを言いながらいままで見えなかった景色が見えたり、それを成長と言うのかもしれないですけど、俳優として充実した時間を過ごせていると思います。ドラマや映画だけだったらいまの僕はなかったかもしれませんね。バラエティーやスポーツ、ラジオなど、いろんな仕事で経験したことが演技の引き出しになっているような気がします」。
奇しくも38歳の誕生日に初回が放送される『受験のシンデレラ』では、カリスマ予備校講師の座を追われ、“人生の希望を失った男”五十嵐透を演じる。働らきながら定時制高校に通う“夢を見ることを忘れた女子高生”遠藤真紀(川口春奈)と出会った五十嵐は、わずか1年で、真紀を難関・東大に合格させると宣言。2人の無謀ともいえる挑戦を描く。原作は、精神科医の和田秀樹氏が自ら監督した同名映画。
「映画化されているので、プレッシャーはすごくありました。ただ今回の脚本がすばらしくて、何度読んでも泣いてしまうんです。いつもでしたら、この五十嵐という男をどう演じればいいんだろうと考えるんですけど、今回、脚本にあるせりふを視聴者の皆さんにどう伝えたらいいんだろう、伝えなきゃ、という思いに駆られまして、意識が一つ大きく変わりました」。
相手役の川口とは今回が初共演。「すばらしい感受性を持った人だと思うし、何かに例えるならスーパーボール。すごく弾んで思いがけない感じで自分に返ってくる。ものすごく触発されるものがあります」と称賛した。
「撮影に入る前は、受験生とか若い10代の方に向けたメッセージが強いのかなって思ってたんですけど、実はそれだけではなく、社会に出た僕らが観ても何かぐっとこみ上げてくるようなものがたくさんあって、これは撮影に入ってからの大きな誤算でした。生きるってなんだろう、答えは出ないかもしれないですけど、そういうことまで爽快感を持ちながら感じさせてくれる作品と出会えたなって、とてもこの作品と出会えた幸せを感じています」。
ところで、「脚本を読みながら泣いている」って、涙もろい? 「年々、涙もろくなっているかもしれないですね(笑)。ラグビー日本代表にとっての初の天覧試合を観て泣きましたね、天皇皇后両陛下の前で勝ちたかっただろうなって。将棋の電王戦で山崎隆之八段が人工知能の『PONANZA』に2連敗した時も泣きました。悔しくて」と涙もろいというより、負けず嫌いな一面をかいま見せていた。
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2016/07/10