俳優の綾野剛(34)が25日、都内で行われた主演映画『日本で一番悪い奴ら』初日舞台あいさつに登壇。覚せい剤取引や暴力団幹部とのやり取りなど、過激な表現が数多く登場する同作の意義について「良くも悪くもですが、表現の自主規制とかコンプライアンスとか、やや日本が潔癖症になっている中で、こういった作品が打ち出せるのは非常に重要です」と力説した。
同作は、日本警察史上最大の不祥事と呼ばれる「稲葉事件」がモチーフ。「正義の味方、悪を断つ」との信念を持ちながらも、でっちあげ・やらせ逮捕・覚せい剤密輸など、あらゆる悪事に手を汚していく北海道警察の刑事・諸星要一(綾野)の26年間が描かれる。
綾野は「僕はこう見えて、少女漫画をベースにした映画が大好きで良く観に行きます。たまにはキュンキュンしたいんです」と前置きした上で「ですが、それと対極にある作品があることによって、日本のエンターテイメントシーンはきちんと底上げされると信じています」と同作の魅力を改めて説明。「汚いものにはフタをして終わりではなくて、なぜそのようなことが起こったのか、その過程を見つめていかないといけないと思います」と呼びかけた。
また、共演者や白石和彌監督などの口から過激な用語が発せられた際には、綾野が「そこは『クスリ』とか『性的描写』とかオブラートに包んだ表現にしましょう」とやんわり訂正。劇中に“覚せい剤”がよく出てくることから「喫茶店などではなく、しゃぶしゃぶ屋さんでこの映画の話をしたら、情報が緩慢になっていいかもしれませんね」と“珍助言”を行い、会場を盛り上げていた。
舞台あいさつにはほかに、YOUNG DAIS(34)、デニス・植野行雄(34)、TKO・木下隆行(44)、ピエール瀧(49)も登壇した。
同作は、日本警察史上最大の不祥事と呼ばれる「稲葉事件」がモチーフ。「正義の味方、悪を断つ」との信念を持ちながらも、でっちあげ・やらせ逮捕・覚せい剤密輸など、あらゆる悪事に手を汚していく北海道警察の刑事・諸星要一(綾野)の26年間が描かれる。
綾野は「僕はこう見えて、少女漫画をベースにした映画が大好きで良く観に行きます。たまにはキュンキュンしたいんです」と前置きした上で「ですが、それと対極にある作品があることによって、日本のエンターテイメントシーンはきちんと底上げされると信じています」と同作の魅力を改めて説明。「汚いものにはフタをして終わりではなくて、なぜそのようなことが起こったのか、その過程を見つめていかないといけないと思います」と呼びかけた。
また、共演者や白石和彌監督などの口から過激な用語が発せられた際には、綾野が「そこは『クスリ』とか『性的描写』とかオブラートに包んだ表現にしましょう」とやんわり訂正。劇中に“覚せい剤”がよく出てくることから「喫茶店などではなく、しゃぶしゃぶ屋さんでこの映画の話をしたら、情報が緩慢になっていいかもしれませんね」と“珍助言”を行い、会場を盛り上げていた。
舞台あいさつにはほかに、YOUNG DAIS(34)、デニス・植野行雄(34)、TKO・木下隆行(44)、ピエール瀧(49)も登壇した。
コメントする・見る
2016/06/25