俳優の綾野剛(34)が25日、都内で行われた主演映画『日本で一番悪い奴ら』初日舞台あいさつに登壇。覚せい剤取引や暴力団幹部とのやり取りなど、過激な表現が数多く登場する同作の意義について「良くも悪くもですが、表現の自主規制とかコンプライアンスとか、やや日本が潔癖症になっている中で、こういった作品が打ち出せるのは非常に重要です」と力説した。 同作は、日本警察史上最大の不祥事と呼ばれる「稲葉事件」がモチーフ。「正義の味方、悪を断つ」との信念を持ちながらも、でっちあげ・やらせ逮捕・覚せい剤密輸など、あらゆる悪事に手を汚していく北海道警察の刑事・諸星要一(綾野)の26年間が描かれる。
2016/06/25