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シリーズ最新作『タイムボカン24』10月より放送開始

 1975年に第1作が制作されたテレビアニメ「タイムボカン」シリーズの最新作『タイムボカン24』が、10月より読売テレビ・日本テレビ系(毎週土曜 後5:30)で放送されることが明らかになった。

完全新作の『タイムボカン24』10月より読売テレビ・日本テレビ系で放送(C) タツノコプロ・読売テレビ

完全新作の『タイムボカン24』10月より読売テレビ・日本テレビ系で放送(C) タツノコプロ・読売テレビ

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 企画協力とキャラクター、メカ原案に『妖怪ウォッチ』を生み出したレベルファイブ、クリエイティブ・プロデューサーに同社の日野晃博氏、シリーズ構成に加藤陽一氏(『宇宙兄弟』『妖怪ウォッチ』など)、監督に子ども向けギャグアニメに定評のある稲垣隆行氏(『初恋モンスター』など)を迎え、アニメーション制作はタツノコプロが手がける。

 『タイムボカン』は75年から76年にかけてフジテレビ系で放送。タイムマシンを中心に主人公たちが時空を超えて悪玉トリオと戦う奇想天外でコミカルなストーリー展開はもとより、「メカブトン」などのメカや、「〜だペッチャ」などの数々のギャグが人気を博し、視聴率は20%を超える大ヒットとなった。その後も同番組の真髄である、ナンセンスなギャグ、勧善懲悪ストーリーながらも3人の憎めない悪役、SFメカが多数登場するギャグアニメとして、『ヤッターマン』『ゼンダマン』など数々の“タイムボカンシリーズ”が放送された(いずれもタツノコプロ制作)。

 新作は、第1作をリスペクトしつつ、内容を一新した完全新作。ストーリーや登場するキャラクター、数々の楽しいメカなども新しく作られる。番組プロデューサーの永井幸治氏(読売テレビ)は「08年にリメイクして大ヒットしたヤッターマンの原点、タイムボカンをもとにしたこの作品は名前こそ『タイムボカン』で、旧作から引き続き登場するメカもありますが、全く新しいタイムボカンシリーズです。昭和の大ヒットアニメに平成の新たなパワーを盛り込んで、これまた歴史に残る名作となることを期待しています」と意気込んでいる。

 後に『機動戦士ガンダム』『ヤッターマン』などを手がけたことで知られるメカニックデザイナー・大河原邦男氏の参加も決定。「75年の『タイムボカン』企画時、上司の中村光毅さんから『ギャグ物のメカデザインに興味は無いか?』『未経験ですので…』こんな会話をしたことを覚えています。それでは試しに主役メカ・メカブトンの底部に格納されるヤゴ型メカ・ヤゴマリンをデザインしてみるように、とお誘いいただきました。実はこのシリーズで唯一メカデザインを担当していないのが『タイムボカン』。この度、41年ぶりにアクダーマ側のメカデザインを担当させていただくことで、このシリーズ全てに参加できることになり大変うれしく思っています」とコメントしている。

 きょう9日から東京ビッグサイトで開催中の『東京おもちゃショー2016』では、放送に先行してタカラトミーのブースで番組キャラクターの展示も行っている。旧来のファンはもちろん、かつてのタイムボカンシリーズを知らない新たな世代からも熱い視線が注がれそうだ。

■物語
 説明しよう! 主人公のトキオは、現代の東京に住む中学1年生。ある日突然、24世紀の組織・時空管理局の隊員に任命され、驚きの事実を知る。実は、教科書に書かれている歴史はすべてウソで、過去には教科書よりもむちゃくちゃ面白い真実の歴史=真歴史が眠っているというのだ。たとえば、絶世の美女といわれたクレオパトラは、本当はクレ夫とパトラという漫才師だった。正義の味方の桃太郎は、本当は鬼よりも鬼な男だった…など。トキオは、隊員のカレンと共に、24機ものボカンメカを駆使しながら、真歴史を探すことになる。

 24機のボカンメカは組み合わせによって、変身したり合体したり、ビックリドッキリな力を発揮。そんなトキオたちの前に立ちはだかるのが、タイムボカンシリーズでおなじみの3悪人、「アクダーマ」を名乗るビマージョ、ツブヤッキー、スズッキーだ。世界最大の教科書会社ヒストリーパラダイス社に雇われ、教科書通りの歴史を守るためにこき使われている。果たして、次に明らかになるのは、いったいどんな真歴史だ!?

■番組公ホームページ
http://www.ytv.co.jp/timebokan24

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