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古舘伊知郎、2ヶ月ぶり復帰で観客を圧倒「聞いて欲しかった」

 今年3月末にテレビ朝日系『報道ステーション』を卒業したフリーアナウンサーの古舘伊知郎氏が1日、都内でトークライブ『微妙な果実〜トーキングフルーツ』を開催した。

『微妙な果実〜トーキングフルーツ』を開催した古舘伊知郎

『微妙な果実〜トーキングフルーツ』を開催した古舘伊知郎

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 先月20日に公演開催が決定し、同時に始まったチケット先行抽選では300席になんと30倍と応募が殺到。1988年から人の哀しみ=BLUESをマイク一本で語る、ライブの一人舞台『トーキングブルース』を行ってきた古舘氏だが、この日のシークレットライブは、今までとは一線を画した特別版となった。

 「きょうはこの2ヶ月間、何をしていたか、つらつらしゃべるだけ! 最大のイベントは……」と切り出した古舘氏。自身が最近、最も衝撃を受けたのは、若いスタッフのひと言だったと語り「今の若い人たちはキャスターやっている古舘しか知らない。プロレスとかスポーツ実況とか見ちゃいない世代なんだから。あるスタッフが遠慮がちに言ったって。『古舘伊知郎さんって無口な方ですね』」。

 「ちょっとしゃべっただけでおしゃべりって言われて、おしゃべりだけは初志貫徹している俺が『無口』って言われたんだよ。これはショックだよ。皆さんにはそこのところを考えて、きょうは俺のしゃべりを聞いて欲しかった」と、2ヶ月間溜まりに溜まった言葉を吐き出し続けた。

 その後も、休憩をとることなく、身振り手振りを交えながら、時には俳優並みの演技力を駆使しながらしゃべり、観客も歯に衣着せぬ古舘のマシンガントークのシャワーを2時間浴び続けた。ピンと張り詰めた緊張感の中で、観客は時に笑い、感嘆し、ため息をつくなど、そのしゃべりにダイレクトに反応した。

 6月10日にはTBS『ぴったんこカン・カンスペシャル』(後7:56〜)に出演する。この日のライブは、次への、のろしである。

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