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漫画『ディアスポリス-異邦警察-』が映画&連続ドラマ化 主演は松田翔太

 俳優の松田翔太(30)が、すぎむらしんいち氏と脚本家・リチャード・ウー氏による漫画『ディアスポリス-異邦警察-』を実写化した連続ドラマと映画に主演することが12日、わかった。原作が連載された当時から購読し、映像化することがあれば絶対に主人公・久保塚役を演じたいと熱望し続けてきた松田が、30歳という節目の年を迎え、複数の言語を操る国籍不明の裏の警察役に挑む。

『ディアスポリス-異邦警察-』を実写化した映画&連続ドラマに主演する松田翔太 (C)リチャード・ウー,すぎむらしんいち・講談社/「ディアスポリス」製作委員会

『ディアスポリス-異邦警察-』を実写化した映画&連続ドラマに主演する松田翔太 (C)リチャード・ウー,すぎむらしんいち・講談社/「ディアスポリス」製作委員会

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 原作は、2006年〜09年に週刊『モーニング』(講談社)で連載され、東京に密入国をしている外国人だけの秘密の自治社会があるというアンダーグランドな舞台設定と、自治社会で弱き者を助ける裏警察官・久保塚早紀の個性的なキャラクターで人気を博し、第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品にも選出された。

 東京にいる密入国外国人、約15万人。難民認定を受けられず貧しい生活をしている者をたちが、自分たちを守るために秘密組織「異邦都庁(通称:裏都庁)」を作り上げた。そこには金融庁の関与しない銀行、厚労省の認可しない病院、そして異邦警察「ディアスポリス」が存在した。裏都庁で働くただ一人の警察官、久保塚の活躍を描く。

 映画版は、『私の男』でモスクワ国際映画祭グランプリ受賞した熊切和嘉氏が監督を務め、ドラマ版は熊切監督のほか、『NINIFUNI』の真利子哲也監督、冨永昌敬監督、茂木克仁監督ら映画界で活躍する映画監督陣がメガホンを取る。

 松田は「この作品を通して4人の映画監督と一緒に撮影をしながら、色々なアイディアをいただける僕にとっては本当に幸せな現場でした」と充実感をにじませ、「このような企画は貴重だと僕もスタッフも全員思っていたのではないでしょうか。ヒロインが出てこない男だらけの現場で、現場ではつらいシーンもたくさんありましたが、みんなこの作品を楽しみながら撮影できたと思います。残っていく作品の一つになっていけばいいなと思います」とコメントを寄せている。

 連続ドラマは、『深夜食堂』『闇金ウシジマくん』シリーズをはじめ、多くの話題作を送り出してきたMBS・TBSの深夜ドラマ“ドラマイズム”枠にて放送。映画版は夏公開予定。

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