女優の有村架純、高畑充希、俳優の高良健吾らが13日、都内で行われたフジテレビ系ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』（18日スタート、毎週月曜　後9：00※初回15分拡大）の試写会に登壇した。

【写真】その他の写真を見る

　同ドラマは、脚本家・坂元裕二氏書き下ろしの本格ラブストーリー。有村演じる音、高良演じる練の二人を中心に、彼らを取り巻く木穂子（高畑）、朝陽（西島隆弘）、小夏（森川葵）、晴太（坂口健太郎）ら6人が、それぞれの思いを複雑に交差させ、恋をしながら生きる希望を見出していく。

　坂元氏の独特のセンスがせりふの端々から感じられる作品。有村は「特に第4話は台本を読みながら苦しくて、苦しくて、泣いてしまって撮影を放棄しようかと思ったくらいだった」と言ったのも、決して大げさな話ではない。有村自身にとっては、民放の連続ドラマ初主演作ということもあり、「この作品を最後まですばらしいものにするんだという気持ちで撮影に臨んでいます」としっかりとした口調で語っていた。

　撮影は、昨年11月13日にクランクインし、第5話までの撮影がほぼ終わった状況にあるという。高良も民放の連ドラは初主演かつ、「月9に参加すること自体がチャレンジだった」といい、「撮影が始まって2ヶ月経っているんですね。とにかくチームが最高にいい。今まで感じたことない感情だったり、絶対にこの作品をやっていなかったら感じられないようなことばかりで、感謝しかありません。練という役から自分も刺激をもらっています」と話していた。

　本作で、「人生初のお色気担当」をしているという高畑は、「クランクインから動揺し、緊張もたくさんした」とコメント。「心で思っていることと実際に発する言葉が全部裏腹」な“こじらせ女子”を演じているといい、「坂元さんはそれぞれにあった役を書いていると聞いたので、（木穂子みたいな女性だと思われていたら）ショックだな」と苦笑い。坂元氏の真意はともかく、これまでの『ピーターパン』や『ごちそうさん』のイメージを覆すような役にチャレンジしている。印象に残っているせりふとして「手ブラ好きと？」を壇上で再現し、6人の中で最年長の西島が「ここは僕の役目かな」と大きく手を挙げ、高良も小さく手を挙げて会場を盛り上げていた。

　主題歌「明日への手紙」を歌う手嶌葵が生歌唱するサプライズもあり、有村は「ドラマと歌詞の内容が同じで、聴いていて胸にささります」、高良も「初めて聴いた時も鳥肌たって、耳で聴いているって感じじゃない。心って言ったらうそっぽいけど、全部が響いてきた」と感動していた。