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“ウチ充”に追い風? 定額制動画配信拡充で広がる「自宅シアター化」

 定額制の動画配信サービス市場が賑わった2015年。そんなトレンドを受け、自宅で映画館並みの映像を楽しむ「自宅シアター化」も注目が高まっている。休日は家でまったり過ごす“ウチ充”という言葉が登場してはや2年。イエナカの充実はさらに加速していきそうだ。

単身男性向け、ホームシアター完備のマンションも(写真提供フィード)

単身男性向け、ホームシアター完備のマンションも(写真提供フィード)

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■世界最大手の上陸、オリジナル制作… 動画配信サービスが一気に拡充

 市場が活性化しつつある定額動画配信サービスは今年、9月にアメリカ発の世界最大手、Netflix(ネットフリックス)が日本上陸。その直後にはAmazonプライム・ビデオのサービスが開始され、大きな話題となった。

 取り扱い作品本数やサービス内容を競い合うだけではなく、既存のHulu(フール)、U-next(ユーネクスト)、dtv(ディーティービー)はオリジナルコンテンツの制作や、イチ早い新作の提供など、作品ラインナップの拡充にも注力中。2016年2月には、CD・DVDレンタルを行うゲオが動画配信サービス『ゲオチャンネル』を開始することもあり、動画配信サービス市場はまだまだ拡大ムードにあると言えるだろう。

■ホームシアター付きのマンションも

 プラットフォームの充実は、ハードの充実や売り上げ増にもつながる。GfK Japanによると、家電量販店における4Kテレビの2015年販売台数(1〜11月分)は、前年同期の3.4倍と大きく拡大。好調の理由について、ビックカメラ広報は「50型の4Kテレビが20万円前後と、1年前の約半分の値段になり、買いやすくなった」こと、「さらに薄型になり、室内での距離が稼げるぶん大型テレビへの需要が高まっている」ことが理由にあると分析。これまでは一部の高所得者や映画ファン向けと思われていたホームシアターが、定額で好きなだけ映画を見られる定額動画配信サービスと、従来のフルハイビジョンの4倍の画素数を誇る4Kテレビにより身近になっていることがうかがえる。 

 そのようなハード充実化の流れのなかで、ホームシアター完備のマンションも登場。住宅メーカーのフィードは、マンションの購入を検討している単身者を対象に行った調査で約7割の人が「自宅での映画鑑賞」を趣味に挙げていたことから、80インチ以上のシアターシステムとBluetooth搭載スピーカー、動画配信サービス『U-next』を初期完備した、単身男性向けのコンセプト物件RENATUSを展開。ホームシアターのほかにも水素水栓を搭載したオリジナルキッチンやワインセラー、人工炭酸泉バスなど“ウチ充”向けの設備も初期搭載。最新設備と快適空間でアピールする。

 SNSの普及による“リア充”流行りも落ち着き、“ウチ充”や“ソロ充”が市民権を得ている昨今。2016年は「イエナカで何もかもを楽しむ」人たちがさらに増加するかもしれない!?

関連写真

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  • 世界最大手の映像配信サービス「Netflix」CEO(最高経営責任者)リード・ヘイスティングス氏 (C)ORICON NewS inc.
  • コンテンツホルダー直営映像配信サービス『bonobo』会見の模様 (C)ORICON NewS inc.
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