「おにぎりらず」や「ちぎりパン」など、さまざまな食ブームが巻き起こった2015年。多くのレシピ本が登場したり、飲食店での取扱いが急増したジャーサラダもそのひとつ。そんなジャーサラダを日本に広めた料理家の岸田夕子さんが、2016年の食トレンドとして注目するのが「ダッチベイビー」。岸田さんのブログやレシピ本『シカゴ発絶品こんがりレシピ』(イカロス出版/税込1296円)内でも紹介され、ジワジワと人気を広げている。 ダッチベイビーとは、鋳鉄製のスキレットを使い、オーブンで焼き上げるアメリカ発祥のパンケーキ。中心がぺちゃんこにつぶれているのが特長で、底部分はクレープのようにふんわり、側面はシューのようなサクサク食感となっている。基本レシピは、タマゴや薄力粉、無塩バターなどの材料を混ぜて焼くだけ。ポイントは、牛乳を温めること、生地とスキレットの温度調節を見極めることの2つだけで完成。アメリカでは、レモンをきゅっと絞って、粉砂糖をふって食べるのが一般的なんだとか。
2015/12/09