『機動戦士ガンダム』の生誕40周年を迎える2019年に18メートルの実物大ガンダムを動かし、一般公開することを目指すプロジェクト『ガンダム GLOBAL CHALLENGE』の第1次選考発表会が26日、東京・秋葉原で開催された。この日発表されたさまざまなガンダムを動かすアイデアの前でガンダムの生みの親・富野由悠季氏は「絵空事でものを考えている人たちが大嫌い」と毒を吐きつつ、「こんなバカバカしい遊びができる平和な日本はとてもすてきな国。立ち上がるガンダムを見せてくれるというなら、見せてほしい」とプロジェクトに携わる人たちにエールを送った。 6階建のビルに相当する大きさの人型ロボットを動かそうという、壮大なプロジェクト。富野氏は「2009年に実物大(1分の1)ガンダム(現在、東京・台場のダイバーシティ東京に常設)を見た時に、奈良の大仏さまに少し勝っているかもしれないと感動しました。これが何らかの形で動いてくれたら、次の何かを考えてくれる子どもたちが出てきてくれるのではないのか。具体的にやってみせるというのは、とても大事なことだと思っています」と期待を寄せた。
2015/10/26