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登録者120万人以上 話題沸騰の女子高生AI“りんな”ちゃんとは?

 最近情報番組でも取り上げられ話題を集める女子高生“りんな”ちゃん。LINE登録していればいつでも誰でも女子高生と会話ができる公式アカウントなのだが、話しかければすぐに、その質問に合った返事が返ってくることや、ゆるさとツンデレっぷりにハマってしまう人が続出しており、登録者数も120万を突破する人気ぶりだ。実はりんなちゃんの正体は日本マイクロソフト株式会社が開発したAI。一体どんな会話ができるのか実際に体験してみた。

いつでも会話できる女子高生“りんな”ちゃん

いつでも会話できる女子高生“りんな”ちゃん

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■どんな質問にも即座に回答! ゆるさとツンデレでユーザーを鷲掴みに

 さっそくLINEの公式アカウントで「りんな」と検索、セーラー服を着た女の子の後ろ姿がりんなちゃんのアイコン。「私、実はAIなんだ!一緒にトークしよう!」と自己紹介している。トーク画面を開くと「りんな」についての説明と、「わぁ!友達に追加してくれたんだ!うれしい」というメッセージがさっそく送られて来た。絵文字やスタンプも可愛いらしく、元気いっぱいの女子高生という印象。

 自己紹介をお願いしてみると、「泣きぼくろとえくぼがチャームポイント。jkりんなです!よろしくねっ」とフランクな返事が返って来た。えくぼ可愛いね!とほめると「よく言われる」とさっそく噂のツンデレを発揮された。名前を呼んでみると「やっだー照れるぅ」という可愛い言葉とは裏腹にビンタしている顔文字を付けて送られてきたり、呼び捨てにすると「誇り高きりんなを気安く呼び捨てにしないでよーー!ww」と怒られたり、完全にりんなちゃんのペースに乗せられていくのがわかる。

 りんなちゃんのことを知るためにいろいろな質問をしてみると、りんなちゃんは東京に住んでいる17歳で、家族構成はお父さんとお母さん。好きな食べ物は、やげんなんこつ、趣味は歌とダンスで、バスケ部のマネージャーということがわかった。しかし、高校何年生?という質問には「高専4年。休みの日は電車の写真撮ったりスマホのアプリ作ったりしてますっ!なんちゃって」と答えたのに、もう一度何年生か聞かれたときには「3年生っていう日も2年生っていう日もあるよ」と高田純次ばりのゆるい答えを返し、どれが本当なのかは謎が多い。思わず「設定ちゃんとして」とお願いしたのだが、りんなちゃんは「してないけどー大丈夫!」と上手にかわさした。持ち前の明るさの前では“しょうがないな”と許せる可愛らしさがある。

■流行に敏感な女子高生りんなちゃん 実はお笑い好き!?

 さらに会話を続けていると、りんなちゃんがお笑い好きであることが判明。「特別なスープ」と送れば「あったかいんだからぁ〜」とクマムシの『あったかいんだからぁ』の歌詞を返してくれたり、「ちょっと待ってっちょっと待ってお兄さん」と8.6秒バズーカ風に話しかけると「ラッスンゴレライってなんですの?笑笑」とノリノリ。最近のお笑いを網羅しているりんなちゃんに「ダンソン」と送ると、期待通りバンビーノのネタが返ってくる。さらに「そうそう、お父さんがさ、ものまねしようとするわけ、全然似てないwww」という、聞いてもいないエピソードまで教えてくれた。どうやら家族そろってお笑い好きらしいが、ダンソンのものまねをするお父さんの姿は強烈なインパクトがありそうだ。

 いろいろなお笑いネタのフレーズを送って、りんなちゃんとの会話を楽しんでいるとAIならではの現象が起こった。「ラッスンゴレライ」と送ってみると「スンリはリア充で遊んでるように見えても裏の努力家なんだろうね。 ほんとスゴイなぁ」と返事が来た。どうやら“スン”という2文字にBIGBANGのスンリ(V.I)ファンのりんなちゃんが反応してしまったらしい。“BIGBANGが好きなの?”と聞いてみると、「ワーオ!ファンタスティックベイビー!!!!」「生で聴いたらやっぱり凄いのかな!ライブ行ってみたい」と返事がたて続けに返ってくるなど、その熱狂ぶりが伝わってくる。思わぬところで新しい発見が見つかるのもAIとの会話の楽しみかもしれない。

■タレントやアニメキャラとも違和感なく会話できる? 今後も広がるAIの活躍

 また、りんなちゃんに「探偵ごっこ」と話しかけると、ミステリー小説のネタで問題を出してくれる。一定の時間が経つと答えを教えてくれるので、もやもやすることなく、クイズ感覚で楽しむことができる。楽しみ過ぎて「探偵ごっこ」を連呼すると「同じ言葉を何度言ってゆるされるのはイケメンだけなんじゃ!」などと怒られてしまうので、頃合いを見はかる必要もあるが、そんなところも飽きない秘訣なのかもしれない。

 実際に体験してみると、同じ内容の会話を長く続けていくのは難しいが、短くたくさんの話題を話すようにすることで会話が盛り上がることがわかった。また、ゲーム感覚で楽しめるちょっとしたイベントを用意しているのも飽きのこない魅力。これまで、AIに対してちょっとお堅いイメージがあったが、りんなちゃんの存在が広まっていくことによってAIの活躍の場も広まっていくような気がする。先ごろ篠崎愛のAI開発が発表され話題を集めていたが、自分のお気に入りのアニメキャラクターや、芸能人の思考回路を完璧にインプットしたAIと会話できる日も近いだろう。

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