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山崎賢人、原作者も絶賛する役作りの姿勢「そのまま出てきた感じ」

 NHK連続テレビ小説『まれ』などで注目を集める、俳優・山崎賢人が出演する映画『ヒロイン失格』(9月19日公開)。端正なルックスでさまざまなキャラクターを演じてきた山崎が、同作では英勉監督が“風のような男”とイメージする、つかみどころのない難役に挑戦している。

映画『ヒロイン失格』でクールな幼なじみの寺坂利太を演じる山崎賢人 (C)2015 映画「ヒロイン失格」製作委員会 (C)幸田もも子/集英社

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 同作は、別冊マーガレット(集英社)で、2010年4月〜13年4月に連載された人気漫画が原作。思いを寄せる相手にとって「自分こそがふさわしい」と考える自信過剰な少女が、さまざまな騒動を巻き起こす。

 映画『L・DK』(2014年)の久我山柊聖役に始まり、『今日、恋をはじめます』(12年)の長谷川西希役、『orange-オレンジ-』(12月公開)の成瀬翔役、放送中の日本テレビ系ドラマ『デスノート』のL役など、人気コミックを原作とした作品に立て続けに出演してきた山崎。今作で演じるのは、桐谷美玲演じる主人公・はとりが想いを寄せるクールな幼なじみ・寺坂利太。

 どことなく捉えどころが無い風貌でいて、あるときスッと相手の懐に入ってくるが、傷つけるのも、傷つけられるのも怖くて、風のように人と接してしまう。実は表に出さない大きなトラウマを抱えているという役柄だ。

 英監督は、キャスティングの段階で「この難しい役を演じられるのは彼しかいない」と、山崎の繊細な表現力を絶賛。原作者の幸田もも子氏も「利太が原作から、そのまま出てきた感じでした! 山崎さんはホントに利太をよくわかってくださっていて」と太鼓判を押している。

 利太を演じるにあたって、山崎は劇中で身に着けるピアスを自分で探すなど、自分なりに役と向き合った。英監督も「彼とは利太の内面についてあれこれ話しました。やたら写真を撮るのは、自分は空っぽだと思っていて、隙間を埋めようとしているからだ、とか。共通の“利太っぽさ”をつかめたので、現場ではラクでしたね」と、細かく話し合って作り上げたことを明かしている。

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  • 映画『ヒロイン失格』でクールな幼なじみの寺坂利太を演じる山崎賢人 (C)2015 映画「ヒロイン失格」製作委員会 (C)幸田もも子/集英社
  • 劇中では“胸キュン”な浴衣姿も披露する山崎賢人 (C)2015 映画「ヒロイン失格」製作委員会 (C)幸田もも子/集英社
  • 映画『ヒロイン失格』でクールな幼なじみの寺坂利太を演じる山崎賢人(左) (C)2015 映画「ヒロイン失格」製作委員会 (C)幸田もも子/集英社
  • 映画『ヒロイン失格』でクールな幼なじみの寺坂利太を演じる山崎賢人 (C)2015 映画「ヒロイン失格」製作委員会 (C)幸田もも子/集英社

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