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尺八演奏家の藤原道山「大きな経験」 ソロデビュー15周年記念コンサート開催

 尺八演奏家・藤原道山のソロデビュー15周年記念『藤原道山 15th Anniversaryコンサート』が、きょう24日に東京・赤坂のサントリーホールで開催される。これまでに坂本龍一、ケニー・G、野村萬斎などのアーティストとコラボし、ソロ活動では、木村拓哉主演『武士の一分』(山田洋次監督)にゲストミュージシャンとして参加。また、演出家・三谷幸喜氏の『ろくでなし啄木』、『スーパー歌舞伎II』(四代目市川猿之助)などの舞台を手がけるなどソロやアンサンブルなど多岐にわたり活躍する道山に、今回のコンサートへの意気込みを聞いた。

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――尺八に興味をもったのは、いつごろですか?
【道山】小学校5年生のとき。(きっかけは)祖母が箏の先生をやっていて「やってみない?」と誘われたことです。

――尺八の魅力を教えてください。
【道山】音色の多彩さですね。声のようにさまざまな響きを作ることができます。

―― 一般的に和装で演奏するイメージが強いのですが、道山さんはスーツ姿でも演奏されていますね。
【道山】実は始めた頃から洋装での機会は多かったんです。師匠もカッコイイスーツ姿での演奏も多かったですね。

――今回、ご自身がメインでのサントリーホールコンサートですが意気込みを聞かせてください。
【道山】音楽の殿堂であるサントリーホールでの演奏は何度かありますが、自分のソロ公演、それもオーケストラとの公演は一つの夢でした。ここで実際にできることがまず大きな喜びです。さらに、山田和樹さん、横浜シンフォニエッタという若き俊英たちとの共演は自分にとっても大きな経験となると思います。

――どういったところに注目したらいいですか?
【道山】まず、オーケストラと尺八の共演を聴く機会はそう多くないと思いますので、自分自身が一番楽しみにしています。オーケストラのもつ豊かなハーモニーと尺八の持つ温かい響きが一体となり、お互い語り合うように、あるいはまったく違う世界を表現したり、多彩な音楽表現を楽しんでもらいたいですね。さらに、今回はさまざまな作品が並べられているので、まずこの多彩なプログラムを聴ける機会はほかにないと思います。また、ゲストとの共演もお楽しみ頂きたいと思います。

――今後、チャレンジしたいことはありますか?
【道山】今までのユニット「KOBUDO-古武道-」やマリンバ奏者のSINSKEさんとのプロジェクトもさらにに発展させていきたいです。また、9月には「クレメンティア」という、バレー・コンテンポラリーダンス・日本舞踊、マリンバ・尺八とがコラボレイトした公演があります。音楽だけではなく動く表現との関わりも模索して行きたいですね。それと、尺八だけのアンサンブルや古典音楽を子どもたちに広げる活動をして行きたいと思っています。

 15周年記念コンサートでは、山田和樹(指揮)、横浜シンフォニエッタ上妻宏光(三味線)、遠藤千晶(箏)、SINSKE(マリンバ)、友吉鶴心(琵琶)も出演。ジャンルを飛び越えて多種多様な音楽との一期一会を繰り返し、尺八に無限の可能性を示してきた和楽器の貴公子が、各ジャンルに華を添える。

■藤原道山(ふじわら・どうざん)
10歳より尺八を始め、人間国宝 山本邦山に師事。東京芸術大学音楽学部邦楽科卒業し、同大学大学院音楽研究科修了。2001年アルバム『UTA』でCDデビュー。以来、これまでに10周年記念ベストアルバム『天-ten-』、ウィーンにレコーディングを行ったシュトイデ弦楽四重奏団との共演アルバム『FESTA』ほか、13枚のアルバムをリリースしている。



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  • 15周年記念コンサートを開催する藤原道山

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